概要
朝ドラの雰囲気を目指してます
東京で失業し父にも裏切られ山形の旅館で働く同性が好きな主人公、犬と仲間に囲まれた等身大の日常。BL要素ありですが、薄めです。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!不条理な現実に傷ついた青年の再生と葛藤―—
理不尽な現実から逃れて辿り着いた時間の中で、緑郎が抱える葛藤や孤独が風景描写とともに描かれていてノスタルジー、いや、味わい深い?感じが良きです!
緑郎の生きづらさ(社会は理不尽だよ…)、大人としての身勝手さを見せる父、孫の気持ちに寄り添う祖父母の対比も良きですね。梅乃とのやり取りを見るに、こっちとも仲良さげで、そこは良かった。四面楚歌だと猶更辛いし…。
あと、春の東京郊外から山形の澄んだ空気、夜空の星々やたぬきの下りは、描写のこだわりを感じますね。
どこか不器用だけど自分の感性に嘘をつかずに歩もうとする緑郎の「この先」を静かに応援したくなる一作です! - ★★★ Excellent!!!穏やかな風と、波間の囁きと、日の出のような香りがする
まるでその瞬間を最大限に濃縮して切り取ったような情景描写が素敵です。
丁寧で詳細なのに重すぎず、風景を目で見ているように入ってくる文章が、様々な葛藤が垣間見える中でも穏やかに、美しく綴られている。
激しすぎず、悲しすぎず、返して陽気すぎることもないのに、淡々とはしていない。
そんな絶妙な空気感がとても魅力的です。
登場する方々も大袈裟ではなく、良い意味でごくありふれた本物の人間、という印象があり。そんな人肌の温もりがとても心地よく、気付いたら微笑みが零れていたり。
日常にある等身大の感情、その機微の尊さみたいな形が見えてきます。
第三話読了時点でのレビューですが、この先も眺めて行きたい…続きを読む