〇にも奇妙な物語的なお話かと思いきや――、意外な展開を見せる作品です。
少しだけネタバレになってしまいますが、タイムマシンにまつわる物語です。
登場人物たちはタイムマシンがあったらやってみたい事を呑気に実行しますが、読んでいるこちらとしては、何時タイムパラドックスが起きるのかとヒヤヒヤ物です。
しかし、一家丸ごとの失踪事件を皮切りに、お話は大きく動き始めます。
結果的には無事だった訳ですが、怒涛の展開に引き込まれてしまいました。
レビュータイトルのネタ元とは別の「タイムマシン」を思わせる古典的奥ゆかしさは元より、テーマとしてはとても真面目な作品だと思います。
折しも世界情勢が不透明なこの時期に、この作品に出合えた事に不思議な感慨を覚えました。