物書きとして一読すべき文

著者が受講した講座の講師の作品を詠んだこともあるし、実は某SNSで少しばかりあいさつしたこともある。
いかにも文学のおねえさまであるが、芯は相当強いと見受けられた。
道理で、これだけの講座を開かれるわけである。

しかも彼女のいるのは児童文学の世界。
子どもだましどころか「大人だまし」の通じない世界である。
大人同士の文章であれば、そこはまあそういうことでとさじ加減も味のうちであるが、子どもとなると、そうはいかない。しかも一歩間違えれば、子どもだましにさえもならぬただただ幼稚な文に成り下がりかねない。

そんな厳しい世界で生き抜かれている方であるからこその講座であるが、だからこそ、児童文学や子ども相手出ない世界の物書きであっても、唸らされるばかりか文章を書いていく上で改めて検証すべきことに気づかされます。

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