心が死ぬからディストピア、無機質ゆえのディストピア

1章を読んだうえだ上のレビューです。
世界観や勢力の設定の作り込みの細やかさに圧倒されました。

なんといっても、ディストピアという世界の空気を出す事に優れている作品だと思います。
この作品はAIが登場するのですが、彼らの存在がこの作品の良さを際立たせているなと。彼らの、機会ゆえの無機質さが段々と「あぁ、これは生きている人も絶望するわ」と納得させるほどの説得力を持たせているなと思います。

世界が滅びているとかではなく、人が絶滅しているわけではないけれど、その世界に希望はない。
そういったディストピアを味わいたい人に是非。

自分もまだ一章しか読んでいないので、タイトルにもある「いくら丼」からどのように物語が発展していくのか楽しみです

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