独特でクセになる世界観と儚い物語

この世界は現実に似ているようで、少し変わった世界だ。
機械が感情を持ち、チャットという形で話すのだ。
彼らが不満を持って愚痴を吐く。
主人公はそれを聞く事業を立ち上げ、解決のために奔走する仕事をしていた。
そこで主人公に届いたのは人工衛星からのチャットだった。

人間と機械の交流を描いた独特で面白い作品です。
機械と感情、というとしばしば機械が人類滅亡を企むようなイメージがあります(勝手な想像なような気もするけど)
しかし、人工衛星が学んだのは人間の善としての側面。
彼(?)らの無機質なように見える言葉も話が進むごとに愛着が湧いてきます。
最後、人工衛星が選んだ結末には胸を打たれました

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