概要
手の中のガラスから、僕の世界は変わり始めた
雷を怖がる少年に、兄が渡してきたのは不思議なガラス。
天気によって中の結晶の形が変わる——ストームグラス。
毎日それを観察して、少年は記録をつける。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も。
少しずつ、少年の目に映る世界が変わっていく。
広く。深く。
遠く、未来の先まで。
天気によって中の結晶の形が変わる——ストームグラス。
毎日それを観察して、少年は記録をつける。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も。
少しずつ、少年の目に映る世界が変わっていく。
広く。深く。
遠く、未来の先まで。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「怖さが、観察に変わっていく」
読み始めてすぐ、音と光に追い立てられる夜の気配が立ち上がってきました。雷の恐ろしさが「怖い」と説明されるのではなく、体の縮こまり方や足取りの不安定さで伝わってくるのが心地いいです。
そのあとに置かれるのが、兄弟の会話のゆるさ。眠さ混じりの返事、ちょっとズレた励まし、頭を撫でる手つき――そういう小さな動きが積み重なって、部屋の空気がやわらかくなっていくのが印象的でした。
ストームグラスは「綺麗な小道具」ではなく、怖さや不安を受け止めるための“手触りのある拠り所”として置かれていて、そこが妙に沁みます。
季節や天気が変わるたびに、白い結晶と日記が少しずつ増えていく。その積み重ねの中に、家族の距離…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自然と兄弟愛が織りなす、心温まる成長物語
『ストームグラス観察日記』は、自然の不思議さと人間のつながりを描いた物語やねん。特に雷や台風みたいな自然現象が、登場人物たちの感情を映し出してて、心にぐっと来る場面が多いねん。兄弟の絆がテーマになってて、年齢や立場の違いを超えた深い愛情が丁寧に描かれてるから、誰でも共感できるんちゃうかな。ストームグラスっていう道具が、この物語の象徴として大事な役割を果たしてて、そこに隠されたメッセージを読み解くのも楽しみのひとつ。読むときっと、自然に対する見方が少し変わるはずやで!
この作品の講評会を開いたんやけど、トオルさんとユヅキさん、そして文豪の先生方がそれぞれの視点で作品を語り合ってくれて、めっ…続きを読む