魔力が無い王女は精霊?の声を聞く

アキアル王国の第一王女ノアコアードは、魔力至上主義のこの世界において魔力を持たない。
それはどうやら、この世界の人間なら皆が持っている、魔力を持つために必要な器官が無いため。
特に魔力至上主義の強い帝国から後添えとして嫁いできた義理の母である王妃に疎まれた彼女は、王城から離れ、市井の魔道具店の見習いとして働きだします。
この世界の魔道具は先史文明の遺物と魔力を掛け合わせたもの。
一方で、魔力を持たない彼女は小さい時から不思議な声らしきものが聞こえており、長ずるにつれ、それは意味を持つものになっていきました。それは恐らくは先史文明の何かによるもの。

王妃に疎まれても逞しく生きる王女、科学と魔法を組み合わせたロボットのような存在もある様々な魔道具、先史文明と魔力のための器官を持たない王女の関係など、魅力的で謎に満ちた物語が進展します。ぜひご一読を。

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