花檻の魔術師

読了したので書きます。

花、魔術師、貴族、船……。

面白くなる要素しかありません。そして、それを彩るのは緻密に設定された伏線の数々です。読めば読むほどに深まるストーリーに魅了されます。加えて、そんな方法で切り抜けるのかと開いた口が塞がらないシーンや「え？マジで？」と思うシーンが結構多いです。

ネタバレはしたくないので詳細は伏せますが、中盤に出てくるワンシーンに度肝を抜かれましたね。思いついてもこれは自分ならちょっと躊躇ってしまいますね。
しかも、その辺りからストーリーも二転三転するので、読んでいて面白さが二割増しでした。

怒涛の勢いで押し寄せる伏線の嵐、次々に顔を変えていくストーリー…続きを読む

まず第1話から、ぐっと物語に引き込まれます。
それは情景描写であったり、キャラクターの魅力であったり、実に巧みな文章力で、一気に虜にさせられます。

では続きを……と読み始めたら、もうお終いです。
毎話、「マジか」「そう来たか」「すごい」の連続で、息付く暇もありません。

そして最終話で明かされる最後の伏線回収に、最後の「やられた」を口ずさむのです。

10万文字。
一気読み出来るものなんですねぇ……。
というのが、最終的な感想でしょうか。

この気持ちをぜひ味わって頂きたいと思います。
ご一読あれ。

主人公の身の回りのキャラクターたちがそれぞれとっても魅力的で、キャラが立っており、それに振り回される主人公の女の子と言ったお話の展開です。

主人公である詩津も翻弄されるばかりで、ただ流されるだけの女の子というわけではなく芯の強さや優しさを持ち合わせていて、とても好感が持てました。

はじめ、どこか読み味は少女漫画のようなものかなと思い、油断してのんびりと読み進めていました。
しかし、話数が進むにつれ、驚きの展開や、心に響く背景が語られたりなど、この物語ならではの魅力にどんどん引き込まれていきます

ぜひご一読を！

私は「野暮天」なので、いつも想像で書いています。笑

杜季ねぇのキャラクターが最高です！！！

豪華客船の旅と聞いて、ドキドキわくわくしない人はいないでしょう！
(✧Д✧)✨

ミステリー＆エンターテイメント＆ファンタジー＆恋愛要素も含まれた大変面白い作品です！

文章もライト文芸よりで大変読みやすく、映像が頭に浮かびます。

これは是非、アニメでも見たい！

最後の番外編まで見逃さないで！

主人公・賀川詩津はごく一般家庭に生まれ育ったちょっと天然な女子高生。しかし彼女には暴君のような姉・杜季がいました。
その姉の半ば強引な勧めで、船上で開かれるオークション会場のバイトに向かうことに。
そして、その船の上で三人のイケメン兄弟と出会うのですが……。

杜季はなぜ、そんなバイトを妹に勧めたのか。そして三人兄弟の正体とは！？

洗練された文体はすっきりとして読みやすく、しかも謎が丁寧に解かれていく過程が本当に素晴らしい作品でございます。

そして、船上でのバイト描写、少しずつ不可思議な世界に足を踏み入れていく様子は不気味で、背筋をヒヤリさせる怖さがあります。

特に、１０話以降は……本…続きを読む

ヒロインの周りで恐ろしい出来事が起こりますがとんでもない方法で解決するヒロイン、イケメン三兄弟との出会い、恋が芽生えるのか……は読んでみてのお楽しみ、ここには恐怖と笑いしかない！

とにかく最後まで読まないことには……です

主人公詩津が色々なものに振り回される物語です。

暴君な姉や個性豊かなイケメンたちに翻弄される詩津ですが、ただ翻弄されるだけではない芯の強いところもあります。しかし、それでも振り回されざるを得ない波乱の展開がとても楽しいです。

ぐいぐい引っ張ってくれる楽しい物語なので、多くの方におすすめできます！

　ものすごく傍若無人なお姉さんと、バイトで入った豪華客船で出会う謎のツヨツヨイケメンたちに囲まれ、タジタジになっちゃう主人公・詩津ちゃん。
　誰が見ても完全なイジられキャラであり、素晴らしいキャラクターとなっています。
　
　しかし、注目すべきは、物語の展開でしょう。

「ええ〜〜〜っっ。マジか……」

　と、声を上げること請け合いですw
　ぜひ、ご自分の目で確かめてみてください。

波乱万丈なストーリー展開が予想されながらも、楽しく読める作品だと思います。


全体的な構成や描写も程よいバランスが保たれていると感じました。


読者の皆様にお勧めできる一作です。