さる高貴な男性に捧げるチェンバロの奏者が織りなす、切なく美しい調べ
- ★★★ Excellent!!!
ファンタジーにミステリー、SFに青春にショートショートとなんでも書ける作者様。いろんな文体で書けることが凄いんですが、高貴なエリオールに想いを寄せるチェンバロ奏者のヒロインの繊細な情景描写、心理描写が美しい短編です。冒頭の情景描写とチェンバロの演奏シーンに臨場感があり、とても美しかったです。そしてチェンバロはなかなか触れることのない楽器なのでこんな楽器なんだ!と読んでてワクワクします!
さて、ヒロインとエリオール様はこの後どうなったでしょうか? チェンバロの余韻の中でロマンチックなひと時を過ごしていることを願って。繊細な文章に心が清らかになる一作でした!