お屋敷の守役を務めていると、突然の闖入者の出現に救出劇が始まります。これは一大事と、呼んだらすぐ来てくれる優しい殿様ににっこりする物語。領地の見回りは今日はお休みせざるを得ないようですが、助けた闖入者は優しい殿に召し抱えられれば将来優れた武芸ものになることを期待されます。殿に忠実な守役による語りの優しい現代ドラマです。
忠義者の家臣が主君に仕える姿を描いたような語り口に引きこまれました。ユーモラスでやさしいお話で、最後まで楽しく読ませていただきました。「時代劇は読みにくそう」と敬遠している方にもぜひおすすめしたい一作です。ラストの展開にはいい意味で大いに驚かされました。そして何より、ほっこりと心があたたかくなる読後感が素晴らしいです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(84文字)
いつもの平和な毎日に、事件が起こってしまいます。 お屋敷の警邏中に、これは一大事! まさしく、殿、大変でございます! 殿も家来も、おおわらわ。 短くてすぐ読める、ほっこりストーリー。 心、温まっていってください♡
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