男は、何のためにサッカーをする?
- ★★★ Excellent!!!
金のため。豆柴は躊躇なく言った。
豆柴にはサッカーの才があった。
同時に、豆柴にはサッカーしかなかった。
それこそが栄光への切符。唯一の武器。
しかし、すべてを掴む目前でなにもかもを奪われた。
恋人に謀られたのだ。
推薦を失った豆柴は途方に暮れる。
しかし、悲運はまだまだ終わらない。
追い討ちをかけるように父は事故に遭い、豆柴は絶望の底に叩き落とされた。
だが、捨てる神あれば拾う神あり。
Mr.Jと名乗る謎の人物が豆柴に手を差し伸べた。
提示された新たな道。新たな人生。
それは、弱い女子サッカーチームのコーチとしての道。
失敗したら二千万。
豆柴はやはり金のためにサッカーを続けることになった。
なんと数奇な運命か。
しかし、豆柴のコーチ適正は高かった。
尊敬の念のみならず恋愛感情を向けてくる面々を指導していくうちに、徐々に絆が芽生え、
逃げたコーチと後ろ指を指されたくなかっただけの豆柴は、彼女らと本気で向き合い始める。
豆柴の波瀾万丈な人生に、臨場感溢れる試合展開。積極的な女子たちの作り出すハーレム。
そういった引きの強い要素もさることながら、確かな筆致が土台を支えており、単なるエンターテイメントではなく、読み応えある作品となっている。
最終的に、豆柴は何のためにサッカーをすると答えるようになるのか。
今後も目が離せない。