くすり笑える溺愛異類婚姻譚!

不遇の巫女が湖の神様に溺愛される、異類婚姻譚!
献身的な巫女と、人の常識に疎い神様が織り成す、ラブ&コメディ作品です。

村の中央にある「神鏡湖」は神様が住まう場所。神様に嫁いだはずの姉・碧に頼まれて、翠は湖を掃除することに。本来は湖の管理が役目の巫女であった翠ですが、姉と入れ替わって湖を掃除する内に、蛇神の螺旋様に気に入られてしまいます。

いえ、気に入られるどころか、溺愛されます!

翠は自分は花嫁ではないからと螺旋様の求愛を固辞しますが、なんのその、螺旋様のデレデレは止まりません。
しかし、やはり相手は神様。人の常識が通じないところがあり、たびたび翠と噛み合わないところが面白いところ。さらには、姉の自由気ままな言動に振り回され、螺旋様の従者である映心様もとぼけたところがあり、ツッコミの大渋滞!

また、翠の献身的かつ慎ましい態度と、姉・碧の自分勝手な振る舞いとが対比になっており、螺旋様の神様として在り方もきっちりと書かれるため、どうして螺旋様が翠を溺愛するのかが納得できる形になっています。

溺愛もの好きにはもちろん刺さりますし、勧善懲悪ストーリーが好きな人にもおすすめです。シリアスもゆるめに描いてくれているため、重い気持ちにならずに読み進められます。

蛇神の螺旋様に溺愛されてしまった巫女・翠が、花嫁としての自分を認め、どのように愛に応えるか?
是非、二人(?)の結末をご覧ください!

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