現代日本×妖怪と信仰がクロスする、アクション&コメディ作品。
"忘れてしまった過去"と"信仰の試練"を突きつけられた牧師は、どこに辿り着くのか――?
主人公は、日本で宣教を続けるスコット牧師。
ある晩、身に覚えのない恨みをぶつけてくる"元人間の妖怪"に襲われ、烏天狗の狗稲(えいな)に救われたことから、身辺警護を受けつつ怪異の渦に巻き込まれていきます。
妖怪だけで終わらず、やがて悪魔まで干渉し、スコット自身の「過去の過ち」や「出生の秘密」に触れていく、という"入口から先が深い"導線が魅力です。
敬虔で理屈も通そうとする牧師と、暴れ方も価値観も人間離れした妖怪側と同居・協働する構図によって、会話ひとつで緊張と笑いが生まれます。
さらに、戦いの局面では"怪異を現実の技"として処理していく描写(変身のギミック、間合いの詰め方、呪符や悪魔祓いの運用)があり、アクション・シーンとして読み応えがあります。
もう一つの軸がテーマで、スコットは「信仰」を持っているからこそ、安易な結論に飛びつかず、きちんと悩んで事実と向き合います。「信仰」が単なるキャラ立てではなく、スコットの生き方として描かれているのが魅力です。
スコットが「覚えがない」と言い切る恨みの正体はどこに繋がっていて、試練の連打の中で彼の信仰は"折れる"のか、それとも"形を変えて残る"のか――あなたはどちらを見届けたくなりますか?
迫力のあるバトルシーンで始まる、敬虔な牧師スコットの試練の物語。
冒頭から少年の姿をした妖怪に襲われ、烏天狗に助けられるスコット。
その後、烏天狗の仲間や刑事たちを巻き込みながら、物語は進んでいきます。
スコットは妖怪の正体を追ううちに、自身の出生の秘密や過去の過ちなど、望まない事実を次々と知らされることになります。
あらすじだけだと暗そうなイメージですが、笑える場面もたくさん盛り込まれているので、あっという間に読めますよ。
ホラーは嫌だけどゾクゾクするような話が読みたい。
そんな方にお勧めの、真夏に読むのにピッタリのお話です!