概要
故郷を焼いた敵を貫く刃。それは復讐の終焉と死に場所を求める戦いの始まり
オーヴェ・スタフィ王国とソーレ・チェアーノ帝国との戦の中、頭角をあらわし、死神の剣とあだ名されるようになった剣士「エダ・イスパー」
そんな彼を勧誘するべく声をかけてくる仮面の男。
だが、その誘いにエダは応じるふりをして襲いかかる!
エダにとってその男は故郷を焼いた憎き敵。
戦いの中でついに巡りあった敵をエダは追い詰め、憎しみのこもった刃で貫く。
復讐は…果たされた。
だが故郷を失い、復讐のためだけに生きてきたエダは生きる理由を見失ってしまう。
彼は誘われるまま剣闘士となり死に場所を求めて魔物と戦う。
すべてを失い、生きる希望を見いだせないエダは自らの死を望み、戦いが終わってもなお戦いをやめる事なく、闘技場で歓声を背に魔物と戦う日々を過ごす。
しかし、その戦いに歓喜
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「戦が終わっても、復讐は終わらない」
戦が終わったはずの戦場に、なお残る二人の剣士。
勝者の側に立つ傭兵ブルと、敗者となった帝国の剣士エダ。
降りしきる雨を待つ空の下で交わされるのは、
救済か、裏切りか、それとも――死。
「死神の剣」と呼ばれる青年エダは、
生き残るための取引を受け入れたように見えた。
だがその一瞬の油断が、血に染まる選択を呼び起こす。
復讐の果てに何を失い、何を背負い続けるのか。
“英雄”とは何か、“生き延びる”とは何かを問いかける。
剣戟は鋭く、判断は一瞬。
そしてその一瞬が、男を「死神」へと変えていく。
重厚な戦記ファンタジーを求める読者に、強く薦めたい序章である。