概要
負の感情が寄り集まって魔物と化し、人に取り憑く歪な世界。
大国月星にはタビスと呼ばれる神官がいる。
女神の代行者と言われ、その言葉は時に王の言葉すら覆す。
当代のタビスは自身の在り方、その矛盾に悩み、旅に出た。
道中出遭った不思議な『男』に道を示されて向かった先には、記憶喪失の少女が倒れていた。
少女の故郷を探す旅を始めて数年後、辿り着いた国での一件を機に、自身の生い立ち、王や国、魔物、タビスの意味と向き合わねばならなくなる。
ちらつく『男』の影。
どうやら昔、何やら『男』と約束をしたらしい。
刻印は呪いか祝福か? 人外に翻弄された男のとんでも人生。
御伽話を終わらせよう。
※ ※ ※
カクヨムコン10 中間突破
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おすすめレビュー
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