概要
【カクコン11参加中】源氏物語、なのに江戸。【略して木(もく)バナ】
~先生、私に「もののあはれ」を教えてください~
タイトルは、略して「木(もく)バナ」と覚えてください。
【源氏物語の帖名にあやかった、オムニバス形式】第五帖 少女(おとめ)2万4千165文字 完結!
源氏物語を愛する町医者、宣長に、次々と巻き起こる源氏的事件。
時は江戸、ところはとある城下町。
文学をこよなく愛する医師、木居(もくおり)宣長先生の所で下働き兼医者修行をしている主人公「お優」。
木居家の皆さんの家族愛と、お優の恋、そして江戸時代のとある城下町に巻き起こる、源氏物語的な事件を描く、知良うらら「朝の連続ネット小説」第2弾です。
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第二帖 花の宴 中編上 其の十二 「もののあはれ」 より抜粋
タイトルは、略して「木(もく)バナ」と覚えてください。
【源氏物語の帖名にあやかった、オムニバス形式】第五帖 少女(おとめ)2万4千165文字 完結!
源氏物語を愛する町医者、宣長に、次々と巻き起こる源氏的事件。
時は江戸、ところはとある城下町。
文学をこよなく愛する医師、木居(もくおり)宣長先生の所で下働き兼医者修行をしている主人公「お優」。
木居家の皆さんの家族愛と、お優の恋、そして江戸時代のとある城下町に巻き起こる、源氏物語的な事件を描く、知良うらら「朝の連続ネット小説」第2弾です。
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第二帖 花の宴 中編上 其の十二 「もののあはれ」 より抜粋
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!静かな感動と共に、たゆたう桜の季節を思わせる和やかな余韻がのこります
本作は、江戸時代の城下町という舞台設定のもと、医師という家業と文学の志のはざまで生きる宣長先生、その懐深い人柄と人間味が見事に描かれています。
物語は日本古典へのリスペクトが濃く、物語が進むごとにその美学が端々に現れます。
先生が咲き誇る山桜を前に詠む和歌――桜は大和の美、日本人の心に染みる象徴として描かれ、古典から現代へ繋がる情感の連続性を感じるのではないかと。
地の文には旧かなづかいや時代語が巧みに織り込まれ、現代日本語とは異質のリズム感が心地よく、時代の空気を鮮明に感じさせます。
江戸時代や古典文学が好きな方はもちろん、人の心の機微に触れたい方に心からおすすめしたい一作です。 - ★★★ Excellent!!!源氏と江戸の交錯 これもまた楽し
江戸時代、町医者・木居宣長の家に奉公しながら医者修行をする少女が、日々の仕事とともに、先生の文学、とりわけ源氏物語ともののあはれの思想に触れていく物語です。先生は「医業は生計のため、本懐は文学だ」と宣言します。そして町医者として患者の身体だけでなく心まで癒そうとする姿、尊いです。
嫡男が、少女と先生の雪駄の鼻緒が切れた時のために、木綿の裂をそっと渡す場面など、情景と心情が丁寧に描かれます。山桜が煙るように咲く山里の村を目にするくだりも美しいです。
町家の朝の支度、親子の軽妙なやり取り、弟子の胸に芽生える小さなときめき、そして山里への往診の旅路が重なり合って、江戸の空気と源氏物語的な…続きを読む