刑事として再会したのは、かつての幼馴染。 彼が纏っていたのは、あまりに深く、静かな影でした。 捜査が進むほどに浮かび上がるのは、二十年という歳月をかけて編み上げられた、 あまりに純粋な「献身」の記録。 同時にそれは、自分が優遇を受けていることへの「返済」の記録でもあります。 自分を捨ててまで背負おうとした、その十字架の正体に辿り着いたとき、 ミステリーの謎解きは、胸を締め付けるような切実で不器用な「祈り」の物語へと姿を変えます。 ホワイダニットミステリーとして、完成度が非常に高い傑作でした!
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