概要
ただの王道ファンタジーと侮ることなかれ。
舞台は『森の護り人・ファウナ』から150年後、アドノス島。
魔導と剣術の才を併せ持つヴァイロ・カノン・アルベェリア。
彼は森の女神ファウナが遺した魔導書を再構築し、継承者となった。
さらに黒き竜ノヴァンを己の影から錬成し、暗黒神を名乗る。
だがその力を欲望のためではなく、未開の地カノンを守り、後継者を育てるために注ぎ続けていた。
一方、東のロッギオネでは白銀の女剣士エディウスが白鳥の様な竜シグノを錬成。
「神竜を使役する人間は二人も要らぬ」と、彼女は戦争を仕掛ける。
しかしそれは彼女自身の意志ではなかった…。
美しき弟子達を率いるエディウスに対し、ヴァイロを慕う若き『黒い
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!求められる要素てんこ盛りのダークロマンタジーここにあり!
最新37話まで拝読してのレビューです。
とにかく冒頭から魅せてくれます。壮大な抒情詩りダークファンタジーの幕開けです。
登場するキャラたちの魅力、回を追うごとに加速していく物語、散りばめられた伏線、スリリングかつ迫力あるバトル、そして昨今のファンタジーの必須要素でもある恋愛、そうロマンタジー要素も含まれた、秀逸な作品なのです。
文体は硬質でかちっとしていますが、読みにくさは全くありません。
むしろライト感覚で読めてしまうほど練られています。
各章の頭には登場キャラの紹介もある親切設計です。
これぞ王道ダークファンタジーの真骨頂です。
是非とも読んでほしい作品です。強くお薦めします。 - ★★★ Excellent!!!神々の戦争、始まる――圧倒的な世界観に引き込まれる
暗黒神を名乗りながら戦いを嫌う優しき魔法剣士ヴァイロ。彼が見た悪夢は、やがて現実となって襲いかかる――
本作の魅力は、冒頭から張り巡らされた伏線と、一気に加速する展開。ヴァイロと弟子たち、同居人リンネとの日常が、白銀の少女騎士エディウスの出現で一変する瞬間は圧巻です。
特筆すべきは戦闘シーンの迫力。若き弟子たちの連携、ヴァロの「紅色の蜃気楼」の謎めいた能力、そしてエディウスが放つ「境界線の刃」――
魔法と剣が交錯する戦いの描写に引き込まれます。
そして恋愛要素も見逃せません。リンネとミリアのヴァイロへの想い、エディウス側の美しき従者たちとの関係性。戦争と恋が複雑に絡み合う展開から目が離せませ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!すべてのはじまりは、この終わりから。
物語冒頭から、ダークファンタジーのタグに相応しい展開に始まり。しかしこの始まりはまさに終わりの一歩手前であったことを後々読者の皆さまは知ることとなります。
が、しかし!
あの壮絶な始まりが嘘だったかのように、主人公ヴァイロとヒロインであるリンネのいちゃいちゃ。
仲間たちとの絆。
THE王道ファンタジーが描かれて行きます。それが物語が進むにつれ少しずつ翳りを帯び、思いも寄らない展開が次々と巻き起こるという、超大作に。
最後の最期まで練られた構成と各キャラクターの生き様が、時に胸に突き刺さるその表現力は、読んだ者にしか味わえないかと思います。
多くは語れませんが、ファンタジー、特にダーク…続きを読む