1話の時点で切なさを見せてくるのに、そのあと描かれていく出会いや距離の縮まり方があまりにも愛おしくて、この構成がずるいと思いました。
出会いのひとつひとつや、少しずつ近づいていく描写がとても丁寧で、読めば読むほど二人の存在が愛おしくなっていきます。
とくに惹かれたのは、ただ甘いだけではないところです。
やさしさも、ぬくもりも、ちゃんと尊いのに、どこか最初から切なさが滲んでいる。その空気がとても美しくて、気づけば引き込まれていました。
まだ8話までですが、すでにこの先を追わずにはいられません。
この二人がこの先どんなふうに想いを重ねていくのか、とても気になります。
主人公「夜姫」の愛の深さと、周りの神々の優しさと面白さ(?)が輝きを放つ、恋愛小説です。
千年間存在し続けていた太陽神天照に対して、主人公の夜姫は、人々の祈りによって最近(神々基準)生まれたばかりの神です。
『対』である天照はもちろん、嵐の神である須佐男や、水の神、火の神などたくさんの神々に愛されて育った夜姫。
とくに須佐男との絡みが面白く、天真爛漫な様子の夜姫がとても可愛らしいです✨
また、夜姫を気に入っている須佐男と、夜姫の「対」である天照の掛け合いも見どころです。
章を読み進めると、夜姫の天照への想いが読み取れるようになりました。
また天照の考えも描写されており、二人の愛の深さがとても素敵です!(*´ω`*)
近況ノートには、作者様が描かれた登場人物のイラスト(なんと手書き!)があり、物語への理解がとても深まります。
また作中の出来事などをまとめた番外編があり、こちらも物語への理解が深まると共に、面白さと勢いがあります!
三章から、四章は、夜姫の成長に繋がっていくシーンが増えて行きます。
私は、四章の葡萄棚編が特に好きで、冬の物悲しさや、青春、家族愛、そして「対」としてのお互いの愛の深さを感じられるストーリーにとても感動しました。
また情緒あふれる美しい文と、深い心理描写、そして読みやすくデザインされた文章も魅力的です!
これからも応援しております。
素敵な物語を生み出して下さりありがとうございます✨
本作は初心者の書き手である私にとって、一話の掴みが如何に大事かを教えて下さった、とても大切な作品です。
あらすじにて一話だけでもと書いていらっしゃいますが、一話を読むと次話、その次と話への渇望が湧いてきます。
幼さゆえに時には残酷な面も見せてしまう夜姫の未熟さ、孤高であったがゆえに自身の抱える気持ちを持て余す天照を見ていると胸が切なくなります。
そんな二人が他の神々や、人との出会いを通じて、心を重ねていく様は、こちらまで心が温まります。
日々恋心を募らせ、身も心も成長していく夜姫の美しさを是非ご照覧あれ。
文章も読みやすく工夫されており、書き手としてもとても勉強になりました。
続きも楽しみに読ませていただきます。良作に巡り合わせていただき、ありがとうございます。
神々が息づく常世を舞台に、
夜から生まれた少女と千年を生きる太陽神が紡ぐ、
壮麗で切なく、美しい神話恋物語。
黄昏都の光、夜の宮の静謐、翡翠湖のきらめき、
どの場面も色彩が立ち上がるように鮮やかで、
読者を常世へ連れていく力があります。
そして魅力的なのが、登場人物たちです。
天照の孤高さと優しさ、
須佐男の豪快さの裏にある深い思いやり、
夜姫の無垢さと成長していく心。
三柱の関係は恋とも運命とも言い切れず、
その揺らぎにぐんぐん引き込まれていきます。
夜姫の初恋のときめき、
天照の胸に芽生える小さな変化、
須佐男の不器用な優しさ。
どれも丁寧に描かれ、胸が温かくなります。
神話の壮大さと青春のきらめきが同居する物語。
これからの展開が楽しみで仕方ありません。
冒頭の、夜姫が黄泉へ落ちていく場面から一気に引き込まれました。
天照が必死に手を掴むのに、それでも夜姫が手を離してしまう――そんな運命を予感させる始まりがとても印象的です。
物語はそこからさかのぼり、出会いから始まります。
黄昏都での出会いから描かれる、夜姫と天照のかわいい恋。
夜姫の純粋でまっすぐな想いがとても切なくて甘酸っぱいです。
須佐男のキャラクターもとても魅力的で、天照との親友感のある関係も好きでした。
神々の悠久の流れを感じさせる世界観に、気づくと没入してしまいます。
そして作者様の文章がとても心地よく、優しいリズムで、ずっと浸っていたくなるような読後感があります。
これからも天照と夜姫の運命を見届けていきたいです。
ぜひおすすめしたい作品です!
なんと!こちらの小説は作者様が元々漫画にしたかった物語を小説にして投稿・連載されております。
つまり、より映像感やコマ割りを意識した作りなのだろうな〜とそんな期待をしながら読み始めました。
舞台はあれだよ。みんな知ってるでしょ?
アマテラスオオミカミ!スサノオノミコト!
日本神話のあれだよ!
ああ!あれかー!って入っていきやすいのさ!
1話の文章の手触りとしては、とても繊細で儚く、美しい描写。きっとカラーにしたら淡くて水彩に近いようなそんなイメージ⋯⋯
おお。心が洗われるようだ。
私の顔はきっと今、作画が一条ゆかり先生になっているに違いない。ふふふ。
しかし! なんと、予想外!
3話に現れたるや、嵐の神!スサノオ!!
私の一条ゆかりフェイスを吹き飛ばす!!
何をするスサノオ! 嵐だ! 私の周りのあらゆるものを巻き込んで夜姫の脳と共に爆散するのだ!!
いやー、大げさに言ってると思ってるでしょ?
私も文字書きだからね。多少大げさに言うけど、だいたい合ってる。読んでみなよ。顔のパーツ飛ぶよ。
アマテラスとスサノオが睨み合うときなんか大変だった。
熱くて身体半分炭になるかと思ったんだから。
気をつけてね。
作者様は「漫画を構想」と仰ってますが、もちろん
そちらを否定するわけではありません。
それ前提で言わせていただきますと、私はどちらかというと「舞台」に近いと思いました。
臨場感⋯⋯つまり、ライブ感が強い。
こちらの作品は舞台鑑賞している気持ちにさせます。
美しい照明、スモークが焚かれた舞台の上、ド派手な音響、霧のような羽衣が舞い、妖艶な神々が威厳たっぷりで登場する。
そんなお話。ちょっと常世まで観に来ない?
この物語は、情景が自然と浮かぶような美しい世界観と、神々のピュアな恋愛を描いた、日本神話モチーフの和風ファンタジー恋愛小説です。
読み始めてまず目に入ったのが「太陽神・天照」という名前でした。
僕自身、遙か昔ですが日本神話をモチーフにした演劇のシナリオを書いた経験があることもあり、強く興味を惹かれました。
登場人物の名前は日本神話に由来していますが、世界観は完全にオリジナルで、神々の社会や関係性が分かりやすく描かれています。
難解さを感じさせず、行動や内面から人物像が丁寧に伝わってくるため、恋愛の心の動きに自然と引き込まれます。
不穏なプロローグから始まり、そこへ至るまでの切ない恋が少しずつ描かれていく構成も印象的でした。
派手なバトルよりも、純粋な想いの積み重ねを大切にした作品で、神々の世界で静かで美しい恋愛を楽しみたい方におすすめです。
昼と夜の対を成す二柱――夜の神・夜姫と太陽神・天照の神話譚。
天照をはじめとする神々との出会いを通して、常世の世界で夜姫の歩みが描かれます。
須佐男の嵐のような乱入や、遣い神たちとの賑やかなやり取りが続き、重くなりがちな神話の世界観を一気に読みやすくしています。
とにかく第1話の時点で心を掴まれ、物語から目が離せなくなる構成!
神話だからとちょっと難しいのかな……と身構えていたら、勢いと感情でそのまま連れていかれました。
あと、気づいたら自然と須佐男の登場を待っている自分がいて、こっそりと推しています。
気になった方は、まずは噂の第1話を読んでみてほしいです。
おすすめですよ!
日本の神話でお馴染みの八百万の神々が織り成す、千年の恋物語です。
主役は太陽神・天照。
神々が集う常世において至高の存在である天照は、待ち望んでいました。
彼と同格であり、魂の片割れでもある彼女を。
けれども、やっと対面した彼女は未だとても幼い姿で――。
詩のような美しい描写で、天上の世界である常世がありありと脳裡に浮かびます。
神々が活き活きと過ごすその世界で描かれるのは二人の優しく穏やかな愛。
まだ幼い夜姫を慈しむ天照はとても素敵です。
そして、主役の二人以外にも魅力的なキャラクターが登場し、世界に立体感を与えてくれて楽しい一幕もありますよ。
ですが、プロローグでは二人の切ない恋の行方が明示されています。
煌きに彩られた出会いから二人に何があったのか、そして添い遂げることはできるのか。
あなたも一緒に、神々の恋を見守ってみませんか?
皆が名前くらいは知っているであろう日本の神話の神々。どこか遠い存在なのに、日本では八百万の神などという概念もある。
しかし、神というと、普通は遠い存在。畏まらなければいけない。場合によっては不敬罪。
しかし、本作に登場する神話の神々は実に親しみやすい。夜姫という女神の成長譚であり、神同士の恋慕や嫉妬など、非常に人間寄りというか、神の名を借りた文芸恋愛物語にもかかるのかな?
いずれ、敷居は低い。親しみやすい。情景が浮かぶ。サイドキャラも立っている。
そして、神話にも次第になじんでくる。
身近に居そうな神々という、やはり八百万の国ならではの読み応えがある作品です。
舞台は、日本の八百万の神様たちの世界。
独自の解釈を加えて構築された、神々が住む都を中心に物語が進んでいきます。
描写が叙情的で美しく、まずそこで世界に引き込まれます。
ちょっとした描写に、緻密な世界観の構築が垣間見えます。
登場する神々は、個性的で、明るく温かい。
その中で、対をなす二人の神の淡い恋心が織りなす、切なく焦ったい、すれ違い。
一方は、幼さ。
もう一方は、純朴さゆえの不器用さ。
そのすれ違いが、読む者の心を掴んで離しません。
思わず、手を握ってヤキモキしたり、応援したりしている自分がいます。
きっと、あなたも神々の世界の中に入り込み、この美しくも儚い世界を感じることができるはずです。
オススメしたい、作品です!