滅びに抗う人間たちの選択。

神が人類を滅ぼそうとしている!?
そんな世界で、「普通じゃない少年」が物語の中心に立つ。

序盤から展開がかなりスピーディーで、事件が起きて、戦って、次の話へ、という流れがテンポよく続くので、気付いたらどんどん読み進めていました。
主人公の戦い方も「え、そこまでやる?」と思わされる場面が多く、それ自体がこの作品の大きな魅力だと感じます。

第二章に入りレビューを書かせて頂いていますが、ここから物語の視点が一気に広がり、「個々の力」だけでは済まされない世界観が見え始めます。

力を持ってしまった人間の一人であるこの少年が、世界に何をもたらすのか。
守ることと滅ぼすこと。
そんな重いテーマを扱いながらも、物語自体が読みやすいおかげで構えずに世界へ入り込めます。

今後どこまで踏み込んだ選択が描かれるのか。
そしてこの少年が、何を選び、何を失うのか。

彼が辿り着く結末を、最後まで見届けようと思います。