独特の世界設定、読ませる文章、ひき込まれる相棒とのやり取り!

 現実世界に怪異が出現するという設定は珍しくありませんが、本作のように「現実世界と怪異が互いの存在を認めて共存し合う」という舞台設定は少数派(のはず)。そして本作のように、綿密でリアリティのある世界設定に裏打ちされたドラマはさらに少ないはずです。
 本作は、そんな奇妙な世界でわき起こる怪異にまつわる事件を、主人公(人間)と相棒(怪異)のコンビが解決していく、いわゆるバディもの。しかし単なるバディものではありません。上述の奥行のある世界設定とその描写、主人公と相棒の軽妙なやり取り、怪異との迫力あるバトル、これらがすべて、「読ませる」力を持った綺麗な文章で書かれています。
 まだ本作をお読みでない方、是非この素敵な世界に触れてみてください!

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