耽美にして退廃的な夜を思わせる美しい物語

一旦第二章まで読んだ所感で書かせていただきます

19世紀の外国が舞台とのことですが、薬草と硝煙の匂いが漂ってくるような、どこか異世界的な雰囲気も感じられます。
エドウィンが妹を救うために戦うという、本筋だけを見れば王道、しかしその中身は非常に洗練されています。

多くの方のレビューにもあるように、文体はとにかく安定しており表現豊かで情景が目に浮かぶかのよう。
特にバトルシーンのヒリつくような緊張感がとても魅力的でした。

イラストの雰囲気も世界観にマッチしており、耽美で退廃的な雰囲気が個人的にもかなり刺さりました。
既に完結済とのことなので、続きも楽しませていただきます!

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