設定は王道ながら、物語の芯にあるのは家族の物語。神の力を借りた救済が、神話の再来から災厄へと転じる導入は、王道でありながら緊張感に満ちていました。英雄譚ではなく、神話の裏側にある人間の業を描く序盤でした。
言葉のひとつひとつに重みがあり、読み進めるたびに世界へ引き込まれていく、不思議な魅力のある重厚ファンタジーだった。筆者様の描き出す世界観、そしてそこに生きる人々の想いや祈りは、静かに、だが確実に読者の心を揺さぶってくる。詠唱などの細かい設定や登場人物たちも印象的で、物語を鮮やかに彩っていた。読み終えれば、この物語が心に刻まれた感覚が残る。しばらくその余韻に浸るのは、この物語を読めた者の特権だろう。
序盤から人間関係がちゃんと見えて、儀式のところで一気に怖くなった…。「助けたい」と「やっちゃダメ」の板挟みがしんどいのに面白い。あと途中で出てくる傭兵の人、急にキャラ濃くて好き。続き読みたいです。
作り込まれた世界観がお好きな方に、刺さる作品です。ファンタジーでありながら、その読み口は重厚で、人々の苦悩をリアリティたっぷりに描き出しています。テンプレ作品のように分かりやすい正義があるのではなく、各々が信じるものを異にし、ぶつかりあっていく。彼らが出す答えは、愛か断罪か。ぜひご一読ください。
第一話を読んだだけで、筆力の高さが分かります。丁寧に編み込まれた文章で語られるこの物語は、非常に重厚で、読みごたえがあります。物語は、父の哀しい罪から始まり、序盤から加速していきます。爽快感のあるストーリー展開ではなく、リアルで、共感しやすい。登場人物はそれぞれ丁寧に描かれ、テンプレートのようなパッケージではなく、皆、ひとりの人間として生きているように見えます。読者は最初の三話ほどを、しっかりと読みこみましょう。そうすれば、読むほどに沼に嵌っていくことでしょう。
ストーリーの構築がよく出来ていて、尚且つオリジナリティもあって面白かったです!また、戦闘描写も文字とは思えないほど分かりやすく、激しく、よく書けていますそれらのお陰ですらすらと物語を読み進められたので、思わず文字数が少ないのかな、と思って文字数を見てみると、特別そう言うわけでもなく、作品としてよく出来ていると関心いたしました!
第一章を拝読。かなり重厚なハイファンタジーで、指輪物語のような世界観の奥行きを感じられました。異形の怪物が跋扈する世界で、カルラを救うためガルドが旅に出るところからストーリーが始まっていきます。この先に何が起こるのか、神が宿るとはどういうことなのか、おそらく物語の中で明かされていくと思うので、続きが楽しみな作品です!