概要
それでも、ぼくたちはこの世界を生きていく。
時は2035年。
10年前、後に厄災と呼ばれるほどの規模で発生した『首都直下型地震』によって、家族を全員失った『ぼく』は、母親が残した『生きて!』という遺言を忠実に守るために過ごしてきた。だが、厄災時に受けたショックの影響で、『ぼく』には『生きている』という実感が、全く湧かないようになってしまっていた。
毎年、失くした家族を弔うために、旧首都である【トーキョー】を訪れていた『ぼく』は、不意に現れた謎の着物女性によって、半ば誘われるかのような形で【ヨヨギ駅】の地下へと降りていく。
廃墟同然と化したホームに佇む彼女に『ぼく』は声をかけ、そして――
瓦礫の山を〝すり抜けながら〟滑走する一台の列車が、『ぼく』の目の前に現れたのだった。
10年前、後に厄災と呼ばれるほどの規模で発生した『首都直下型地震』によって、家族を全員失った『ぼく』は、母親が残した『生きて!』という遺言を忠実に守るために過ごしてきた。だが、厄災時に受けたショックの影響で、『ぼく』には『生きている』という実感が、全く湧かないようになってしまっていた。
毎年、失くした家族を弔うために、旧首都である【トーキョー】を訪れていた『ぼく』は、不意に現れた謎の着物女性によって、半ば誘われるかのような形で【ヨヨギ駅】の地下へと降りていく。
廃墟同然と化したホームに佇む彼女に『ぼく』は声をかけ、そして――
瓦礫の山を〝すり抜けながら〟滑走する一台の列車が、『ぼく』の目の前に現れたのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!トーキョー大震災から10年。戦慄の描写は実体験なのか
【レビュー企画】
「 だから、ぼくがやらなければならないことは、あとはもう生きることだけなんだ。」
突然の大地震。父と妹は瓦礫の下。目の前の母も瓦礫に押しつぶされ命の灯火が小さくなっていく。
ショッキングな表紙からはじまる物語は、深いはずの哀しみを通り越して無感覚となった主人公の一人語りで綴られます。
現在と過去、震災からの経緯。主人公の思いのまま行ったり来たりするストーリーは、まるで自分の脳内が語っているかのよう。
心情と地震の災害を、覚めた言葉で語るスタイルがあまりにもリアルです。一度、読んでみてください。
追伸 3話に戦慄しました