編集済
五章-Ⅶへの応援コメント
誤字らしきものを発見しました
>それと同じくらい人間の野蛮性、あるいは野生性とでも言うべき嵯峨を呪わずにはいられなくなった。
「性」ではないでしょうか?
更新ありがとうございます!
自分の考えの浅さを思い知らされる、良い一話でした
まあそれでも個人的には、今回の主人公くんのように、憎悪に流されない意地は大事だと思います
「本当は綺麗事が良いんだもん」と語り、最後まで心の闇に負けなかった変身ヒーローもいましたしね
スクールシューターなどにならない道の模索は、(自ら能動的に共同体を形成していく)共同体の一員としての「良心的市民」として、そして、扇動に流されず個我を保つという意味において、重要なスタンスではないかと思うのですよ
それにしても、全世界の捨て去られた怨念を引き受けさせられるなんて、めちゃくちゃな状況ですね
個我を離れて独立して存在可能な怨みなんて、もう完全に怨念・怨霊ですよ
こんなのは、キリストや地蔵菩薩や祓戸大神などの、救済に特化した神仏が引き受けるべき案件です
「レッツゴー!陰陽師」の歌詞じゃありませんが、専門家に任せるしかなさそうな高難易度ですね
せめて、主人公が『耳なし芳一』の琵琶法師・芳一や、 峰守ひろかず『六道先生の原稿は順調に遅れています』(BOOKWALKERなどで好評販売中)の六道先生のような芸術家であれば、音楽や能などの物語や芸術を通じて、こうした怨念を昇華させることも出来たのかもしれませんが……
まあ、それもなかなか難しい話ではありますね
さて、今回の話で消滅してしまった主人公は、一体どうなったのでしょうか
気になります
個我を消し去られた彼がたどり着くのは、「非想非非想天」を超えた悟りなのか、それとも……
そういえば、いつもの少女がなぜか今回は出てきませんでしたね?
それもまた、気になるところです
それでは、また!
次回も楽しみにしてますね!
編集済
五章-Ⅵへの応援コメント
更新ありがとうございます!
以下、ちょっと感想がまとまらなかったので乱筆長文になってしまいました
お許し下さい
人が人に行う悪意への恨みの吹き溜まり、『人恨の沼』ですか
主人公、どんどん追い詰められてきてますねぇ
しかしそういえば、あの少女を守れなかった件では、主人公は「加害者」側でもあるんですよね……
もちろん、それは不可抗力だったわけですし、絶対に自分を犠牲にしてでも他人を助けなければならない、というような道徳はそれこそ偽善的な綺麗事ではあるのですが
そのあたり、出来れば弁護してくれる人が欲しいところですね
主人公くん本人の視点からだと、どうしても思い詰めてしまいやすいですし
たとえば今の主人公が、当時の自分のような子供を客観的な視点から見たならば、たぶん絶対に無謀な行動を止めようとするでしょうし、彼を赦そうとするとすると思うのですよ
人間は全知全能の神ではないのですから、どこかで贖罪の限度や罪とそうでない過失の線引きは絶対に必要だと思うのですけどね……償えない罪なんて、結局、素直に罪悪感を感じる人間だけがバカを見るようなことになりかねませんし
例えば、そのあたりの話だと、私はカレル・チャペックの『ひとつのポケットから出た話』にあった「自分が善人だと思っていた男が突然、家を銃撃される話」を思い出します
その話では、最初は、こんな自分が誰かに恨まれる理由なんてあるはずがないと思っていた彼が、眠れぬ夜を過ごすうちに、だんだんと自分が誰かを傷つけていったことを思い出してしまうんですよ
人間はいつどこで「加害者」になっているか分からない、というお話ですね
だから、出来るだけ人を批判するときは気をつけて、なるべく人を赦せる落とし所を用意しておきたい
それがまあ、その話から学んだ私のスタンスですね
まあ、恨みをきれいに晴らす機会なんて、罪悪感を持てない独善的な人物やサイコパス、心が弱い人のような相手には期待できない(相手が自分の加害を実感してくれない/罪を担うことに耐えられないので真の悔悛が期待できない)とか、単に人を恨んだり憎み続けるのはかなり疲れるので、そういったことはなるべく避けたいという理由もあるのですが
『人恨の沼』に吹き溜まった想念たちにしても、ずっと恨み続けているのは、たぶんかなりしんどいし疲れると思います
その恨みの念たちも、出来れば「加害者」たちに心から悔悛してもらって楽になりたい、そういった部分もかなりあるのではないでしょうか?
それに、テレパシーとか使えない人類の思いは常に一方通行ですし、前述したように世の中には罪悪感をもつことが難しい人物もけっこういます
というか、そういった人を傷つけやすい人物の方が、むしろ被害者意識や他責感情が強かったりして、ささいなすれ違いやちょっとした不幸な接触、果ては勝手な思い込みから、無限に恨みをつのらせていくことも多いようですからね
それを考えると、やはり「恨みを晴らす」ことを素直には肯定はしにくいです
その恨み、被害感情は、いわば「不公平」で一方的なものかもしれませんからね
実は自分の方も他者をたくさん傷つけていて、それでもたくさん赦されていたり我慢されているのにそれに気づかず、自分だけが被害者だと思い込んで、必死に恨みを抱いているのかもしれませんし
復讐やテロリズムを実行できるのが、弱者の中でも自由に動ける身体や時間がたっぷりある「無敵の人」ばかりであるように、また、嫌いなクラスメイトを排除するいじめが「キモい」という異物に対する被害者意識から始まる加害であったりするように、結局「恨みを晴らす」というのは、ある程度痛みに強かったり力がある強者の特権でもあるのですよね……
本当に弱い人間は、己が被害を受けていることにも気づかなかったり、恨みを抱くことにすら自信を持つことが出来なかったりするものだと思います
とはいえ、どんな理由や道徳を持ってきても、恨みは恨み、感情は感情
時間を置くとか、楽しい時間を過ごすとか、たくさん相談したり芸術に昇華するとかしないとなかなか処理しきれないし、しても結局処理出来ないこともあるのが、人間の思いというものです
だからこそ、人はハンムラビ法典の「目には目を」のような過度な報復を防ぐ「復讐の限界」を刑法で定めたり、神仏の権威に仲裁や復讐を委ねたり、終末論(怒りの日/最後の審判/「善」側の最終的な勝利)の到来などに恨みを託したり、あるいはネルクノックのような人間の改造や旧ソ連のような「理想社会」の建設を夢見たりしてきたのでしょう
感情の基盤となる文化の構築、世界観の礎となる社会制度の制定、宗教や祭礼による感情の制御・浄化、密に相談が可能な人間関係や僧侶・神父や精神科医などの権威やカリスマ性をもつ専門家のカウンセリングによる恨みの整理や緩和、
そして、感情の発生源である心身の改造……
こうして、人類の文明は抑えきらない恨みへの対処法をたくさん生み出してきたわけですが、しかし残念ながら今の主人公はその全てが使えないのですよね……さて、彼は一体これからどうすれば今の苦境から脱出できるのでしょうか?
それでは、また!
まあ、私の考察は色々考えた挙げ句、どうにもならずに振り出しに戻ってしまったわけですが、これからどうなるか、かなり気になります!
次回も楽しみにしてますね!
五章-Ⅴへの応援コメント
脱字と誤字を発見しました
>ガス灯の淡い火の灯り照らされながら
灯り「に」照らされながら
>もしくは騙されていた時間の――そのどちからにすぎない。
「どちらか」
ハードな映画ですね
映画には詳しくありませんが、話に聞くニューシネマ運動の系譜を受け継ぐタイプの作品でしょうか
>「僕の人生って、なんのためにあったんだろう?――」
その問いに答えられるのは、この主人公だけでしょうね
幸福論や哲学、宗教などはそのためにありますが、その中からどれ「正解」として選べるのは本人だけですし、そうであるべきだと思います
ただ個人的には、「報い」とか「幸福」があるべきだ、と前提にするのは、どうにも他力本願な気がします
他人に依存する人生は、他人に支配される人生でもありますからね
与えられることだけに執着していても、振り回されて苦しむだけでしょう
それこそ、神仏に帰依するのなら、話は別かもしれませんが…
そして、この映画のストーリーからは(あらすじしか知りませんが)ヴォルテールの『カンディード、あるいは楽天主義説』を連想します
カンディードがたどり着いた答えは、ただ「目の前の畑を耕すこと」でしたが、さて、この映画の主人公の場合はどうなのでしょうか……?
それでは、また!
次回も楽しみにしてますね!
五章-Ⅱへの応援コメント
更新ありがとうございます!
シオンとのやりとりも和やかなものになってきていて、読んでいて楽しかったです
そして「宇宙の脳」とは、壮大なイメージですね
こちらも、これはこれで良かったです
さて、宇宙のような「外側」でないとすると、ハザマの柱の先は、一体どこへ続いているのでしょうか…?
それでは、また!
次回も楽しみにしてますね!
作者からの返信
@houran 様
いつもコメントいただき、誠にありがとうございます。大変、励みになります。
とうとう最終章まで更新することができました。
残すところあとわずかではありますが、『ハザマの柱』、そして『死角世界』での旅路を、
ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。
重ね重ね、いつも応援いただき、ありがとうございます。
篝 帆桜
五章-Ⅰへの応援コメント
更新ありがとうございます!
まさか、天からビルが生えてくるとは流石に予想外でした
死角世界は、相変わらずなんでもありですね
【ハザマの柱】ですか
『ジャックと豆の木』などの昔話や神話に出てくる須弥山や世界樹のような「世界軸」を思わせます
まあ、これはバベルの塔やカリン塔のように、天へ向かうものとはちょっと違うようですが
真理へと向かう象徴的な存在なので、どちらかというとセフィロトの樹の方が近そうですね
そして、ホメオスタシスという名の『なんとなく』ですか
なかなか興味深い感覚ですね
はっきりと言語化出来ず、暗黙知のような領域に属するいわば「生態感覚」
武道家で思想家の内田樹先生あたりが、好きそうな概念に思えます
果たして主人公は、そこからネルクノックの『弾力性の管理』という鎖への対抗手段を編み出すことが出来るのでしょうか?
それでは、また!
次回も楽しみにしてますね!
四章-Ⅵへの応援コメント
更新ありがとうございます!
早速ですが、また誤字らしきものを発見しました
>この世は、『生と負のバランス』によって成立していたんだ。
『正と負のバランス』
ではないかと思います
そして、ひとまずざっくりとした感想です
主人公もやっと答えを見出すことが出来ましたね!
情報因子ですか…無名世界観のリューン(精霊)とか『幻想再帰のアリュージョニスト』の呪力(ミーム/模倣子)を連想します
まあ、それはそれとして、善や正義を識別するためには、悪も認めなければならないというのは、確かに道理ですね
そういえば、これまで人間の悪意についての過去エピソードはありましたが、善意についての話はありませんでしたね
トーキョーが壊滅するほどの大災害であれば、それに対抗するだけのボランティアなどの善意も十分に存在したことは考えられますし、まだ子どもだった主人公の生存にもそうした善意は寄与していたと思われるのですが……
『女の子』の件にしても、あるいはその後の自警団の結成など、主人公が見落としている出来事などがあるかもしれませんね
それでは、また
次回も楽しみにしてますね!
作者からの返信
houran 様
いつもありがとうございます。
少し更新が遅れがちですが、ご容赦いただけると幸いです。
物語もいよいよ終盤ですので、
最後までお楽しみいただければ、
作者として、何より嬉しく思います。
篝 帆桜
四章-Ⅲへの応援コメント
>ネルクノックを出た後の記憶が、いま一つぼやけたままで、どこでぼくを見つけたんですか?」
「いま一つぼやけたままで。」ではないでしょうか?
誤字とはちょっと違いますが、文を一度区切らないと文意が混乱するので、ここは読点ではなく句点を使うべきところではないかと思います
ステーキに黒ビールですが、良いですね
美味しそうです
そして、『対話』と『模索』の旅路ですか
なるほど、対話(ダイアローグ)は、プラトン以来、思索の基本ですからね
プラトンは古いだけに、その論理は批判もけっこう多いみたいですが
まあ、それはともかく、次回も楽しみにしてますね!
それでは、また!
作者からの返信
houran 様
いつもコメントありがとうございます。
前回の分への返信もまだでしたので、こちらでまとめて失礼いたします。
句読点に関しては作者の好みと思っていただけると、幸いです。
他の作業と並行しているので、更新頻度が下がっていますが、
引き続きお楽しみいただければと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。
篝 帆桜
編集済
一章-Ⅳへの応援コメント
>有り体に言うならアルトラル体
一般的な用語の話でしたら、「アストラル体」ではないでしょうか?
>「RAIVA駅。そこが、あなたの心が求めた場所」
>「ハイヴァ? それってどういう意味? どこかの地名?」
英字とカタカナの読みが違うので、どちらかが間違っているのではないでしょうか?
しかし、なかなか面白い意識観ですね
あまり詳しいわけではないのですが、仏教の因縁や色即是空、あと愛読しているネット小説を連想しました
まあ個人的には、たとえ人類補完計画や『マクロスF』のラスボスの計画よろしく、全人類の意識が統合されたとしても、たぶんカメラとしての視座や他と接触し重力に縛られるボディ自体は残るので、巨大な網の「結び目」としての個人は残るような気がします
意識を電気的ネットワークに置き換えるにしても、肉体と生命、そしてそれらを守り活かすための感覚(クオリア)はまた別問題ですし
たとえそうなっても、歌を歌うことも、誰かと手をつなぐことも、きっと出来るし意味があるのだと思います
そのあたりのたとえとしては、『蒼穹のファフナー』あたりの方が適切でしょうか?
少なくとも、榊健滋『ラブデスター』はあまり適切な例では無いことだけは確かな気はしますが……
とりあえず、エヴァ以降は日本文化にとってベーシックな「公案」であることは間違いないでしょうね
こちらもあんまり詳しくないのが、残念です
いきなり長々と語ってしまってすみません
本題に入ります
さて、というわけで全体論的な外部、SFの集合精神、あるいはスピリチュアル世界観にありがちなホロンなどの超精神構造、集合的無意識、玉井雪雄『オメガトライブ』が古代人類が持っていたとする「ネットワーク」、SNSや広告戦略などによる監視資本主義、ブギーポップの呼ぶところの「イマジネーター」……
なんにせよ、そうした影響を受けつつ、主人公ーーそういえば名前が無いのですね、彼ーーは、どのような道を選び、自分のどのようなゴースト(by『攻殻機動隊』)の声に耳を傾けるのか
結構楽しみになってきました!
作者からの返信
houran 様
非常に熱のこもったコメント、誠にありがとうございます。
まだまだ先は長いので、少しずつ楽しんでいただければ、
作者冥利に尽きます。
また、ご指摘のあった『一章』のⅢとⅣの重複については、
小生の単純なミスでした。そちらに関しては既に修復済みです。
ありがとうございました。
篝 帆桜
エピローグへの応援コメント
最終更新、ありがとうございました!
希望を感じさせる終わり方が、とても良かったです!
思えば、この小説は、完結が保証されているぶん、続きを待つのが負担にならなくて本当に安心出来ました
なにしろ、ネット小説は、名作や高評価なものであっても、完結しないで途中で放置されてしまうものも多いですからね……
それでは、ご縁があれば、またどこかで!
作者からの返信
@houran 様
いつもコメントくださり、どうもありがとうございました。
これだけの熱意を込めて、毎回お言葉をいただけることは、作者として幸いです。
ネット小説という媒体では、あまりお堅い文章は取り上げられにくいと感じておりますが、
最後までご覧いただき、本当に感謝しております。
それでは、お互いにご縁があれば、またどこかで。
ありがとうございました。
篝 帆桜