「血と水の暗殺劇、開幕」

  • ★★★ Excellent!!!

“夜の城で起きた暗殺”から、国が崩れていく匂いがするプロローグ。
静かな描写で場を作って、そこから戦闘に一気に落とす流れがうまいです。

炎を纏う剣、そして水で形作られた人形。
さらに「水」だけじゃなく、血までも“材料”として扱われるあたりで、この物語がただの騎士ファンタジーじゃないと分かります。残酷さにちゃんと理由がありそうで、怖いのに先が気になる。

“誰もまだ気付いていない”という締めが効いていて、ここから何がどうひっくり返るのか、続きを追いたくなる導入でした。

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