概要
ある夜、城内で貴族が暗殺される事件が起こる。
それを機に、宮廷の派閥争いも構図を変えていく。
様々な思惑や謀略で数多の命が失われる最中、
僻地生まれの青年騎士アルノーは、幼馴染のアーネとともにその渦に巻き込まれていく。
平和な国、平等な社会を夢見るアルノー。その願いの行き着く先とは。
シリアス多め、でも日常パートはなるべくギャグ的やり取りも差し込みます。
ハイでダークなファンタジーです。
序盤はそうでもないかもですが、5話くらいから若干テイスト変わります。
公募への応募作を、10年以上かけてセルフリメイクしたものです。
10年かけてこれか。
でも読んでもらえると嬉しいです。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一寸先も読めない極上の宮廷ファンタジー
騎士アルノーと幼馴染みのアーネ——
二人の歩みを通じて示されていく「宰相派」と「国王派」の対立構造。
その重厚な政治描写に、冒頭から圧倒されました。
読者の視点を丁寧に意識して紡がれた導入から、重みのあるダークな世界観と、キャラクター同士の軽妙な対話のバランスが絶妙に光ります。
真面目で実直なアルノーに対し、行動的で愛嬌あふれるアーネがちょうど良い塩梅で、このコンビが織りなすコミカルな掛け合いも心地いいです。
特に印象に残ったのは、アルノーが海中で相手の「水術」に干渉し、その支配権を奪い取って脱出するシーン。
その後、相手の弱点を突く発想で逆転勝利を収めるのですが、その時の知的な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!理想の先に待ち受けるものは? 思惑が交錯する重厚なダークファンタジー
貴族の暗殺から始まる本格的なダークファンタジー。
騎士アルノーは平和な国を築くために動き始めますが――。
とにもかくにも、筋の通った語り口に惹き付けられる作品です。
陰謀が入り乱れる政治と重々しさを備えた軍事から、中世の世界観のリアリティが余すことなく伝わってきます。
また、水を始めとした複数の術が存在しますが、単なる超常現象ではなく科学寄りの技術という一面もあり、説得力は抜群。
主要人物の一人一人が確固たる理念を持って行動しているのも魅力の一つでしょう。
作中には多くの人物が登場するものの、都合の良い舞台装置のような者が見当たりません。
行動原理とそれに伴う描写がしっかりしており、まさ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!緻密な魔法設定と政治劇が交錯する、野望と正義の本格ファンタジー。
『荒れ野のリヴァイアサン』第5話まで読ませていただきました。
政治的な駆け引きと魔法のリアリティが同居した、非常に読み応えのあるファンタジー作品です。
感銘を受けたポイントとして、第一話の「報告書」を使ったキャラクター描写の演出です。
堅物なアルノーと自由奔放なアーネという二人の対照的な関係性を、地の文での説明ではなく「書類の不備」という形で見せる手法がとても鮮やかで、自然に物語の世界へ引き込まれました。
また、魔石の扱いに関する緻密なルール設定も面白く、魔法が単なる超常現象ではなく「技術」として確立されている点に強い説得力を感じます。
野望と正義が複雑に絡み合うこの先の展開を、じっくり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!喪失と願いが歴史を動かす、継承のダーク戦記。
まるで長大なファンタジー映画を観ているかのような、
圧倒的な構成力と継承性を備えたダークファンタジーです。
貴族暗殺を皮切りに、王国の権力構造が音を立てて崩れ始める。
その渦中で、僻地出身の青年騎士アルノーは、理想と大義を胸に歩み出す。
しかし、その理想こそが彼自身を破滅へと追い込んでいく――。
本作は、単なる陰謀劇でも、単なる戦記でもありません。
「喪失」と「願いの継承」こそが物語の核であり、誰かが落とした一滴の祈りが、やがて大河となって歴史を動かしていく――。
その積み重ねが、読むほどに胸へ迫ってきます。
アルノーが操る『水』の術は、ただの魔法ではなく、彼の柔軟な発想・戦術・変化し…続きを読む