概要
無限に広がる空。それは、誰もが手を伸ばせる可能性――そのはずなんだ。
人々が大地から空に逃げてから、数百年――
人々が暮らす「空に浮かぶ大地」である浮遊島の一つ、島国家エレナーデ。
そこでは飛遊具(ひゆうぐ)という道具を使って空を飛びモノを運ぶ『運び屋』という職が人気を博していた。
運び屋を営む少年ルクトはひょんなことから相棒であるエルンと瓜二つの少女メルンと出会う。彼女は近々開催される「島一番の運び屋を決める大会」バード・スター・カップへ一緒に出場してほしいとルクトたちへ依頼するのだが,他ならぬルクトには「空を飛べない」という致命的な欠点があり……
自由の翼に憧れて、空へと手を伸ばす少女。
自由の翼を失い、空から落ちた少年。
どこまでも広がるかに見える空にだって「限り」がある。
これは彼らが「限り」を超えて、新たな世界へ飛び出すお話。
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