新米女神リスタが引き当てたのは、能力は破格なのに「ありえないくらい慎重」な勇者・聖哉。召喚直後から出発を拒んで鍛錬に籠もり、町に着けば同じ鎧を三つ買い、子どもの贈り物まで疑ってかかる。この徹底ぶりが毎回きちんと笑いになり、リスタの全力ツッコミとの掛け合いもテンポよく読めます。慎重さがただのネタで終わらず、地道に備えて強くなっていく過程として描かれているのも好みでした。
一方、序盤は「疑う→過剰に備える→リスタが怒る」の型がほぼ毎話続くので、人によっては単調に感じるかもしれません。ステータス表示の比重もやや多めです。
アニメ後の物語も続く長期連載で、先を追うのが楽しみな反面、更新の間隔が空きがちなのは少し寂しいところ。続きを気長に待っています。