意外なところからやってきた良質なサスペンス小説。初めは丁寧なラブコメディかと思いながら読み進めていたが……。他愛無い日常にやってくる恋の予感と不穏な影、二つの要素が丁寧な描写の中で違和感なく調和している。12話時点でこのレビューを書いているが、読みごたえも十分で続きが気になる作品だ。個人的には主人公が大橋流で駒を並べているところから、小説全体への細やかな気配りが感じられて非常にgoodでした。
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