概要
逃げるように来た引っ越し先で、どこか不思議な絵描きと出会う。
-全15話・中編-
「アパルトマンで見る夢は」第1話
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887538700/episodes/1177354054887538722
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https://kakuyomu.jp/users/mizunaichimatu/news/1177354054887867773#newsEntry-head
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!欺瞞か前進か
演じることは偽りです。本来でない自分になります。
では演技は、欺瞞でしょうか?人を騙して欺く悪でしょうか?
この物語は演技を前進だと捉えています。
なぜ演じるのか―よりよく幸福になるためだ。この物語の答えはこうです。
高度な演技は人間にしかできません。私達は理性を獲得して進化し続けています。その中でさまざまな能力を獲得しました。そのために悲しいことも山ほど起きています。詐欺、洗脳、搾取。じゃあ人間の進化って、演技って悲しいことか。私達は進化しすべきではないのか。NOです。私達は生まれてきてよかった。
『演技は素晴らしいことができる』この物語はすっかり示しています。私達が得てしまった…続きを読む - ★★★ Excellent!!!秘めていたのは、情熱のかげろう。
殻を破れないでいる剝き出しの魂が、出会った。
本作は葛藤を抱えたまま役を演じきれずにいる女優・舞花と、
同じアパルトマンに住む絵描き・「かける」や、その関係者たち。
小さな町を舞台に、やがて大きな舞台に立つはずの舞花は、
自分に欠けていたものは何か、その本質に気づいていきます。
できるできない。
互いを断じるような境界線が淡くかすんで、やがて窓の外を吹く風のように、
情熱の未来へと広がっていきます。
あれはないものだった、もう失ったものだったと思えば、時は止まってしまう。
はたしてそうなのかと、問いかけられているような作品でした。
本作からは夏のイメージを受け、レビューに「かげろ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この作品には自分を、投影させられた そして自分とは?
この作品の中に、いつも自分が、その場にいるような錯覚さえおこさせる。
そして、登場人物と同じように自分とは? と、考えてゆく。
描写が、とてもシンプルに頭の中に想像される。
自分は、50代で人生の半分以上を生きていますが、そんな自身でさえ
今、一度 自分とは? 何をなすべき存在であるのか、そんな大した事は
出来なくても何を成すべきだったのかを、考えるとてもいい内容でした。
今から、もう一度、夢を形にしようと考えていた時でしたから、
本当に、勇気と言うのか希望の後押しを、してくれる作品でしたので、
これを、描いた作家さんには、ありがとうと伝えたいです。