概要
自分のルーツと家族の絆を辿る、静謐な家族ミステリー
小学六年生の瀬尾歩は、授業で生命の誕生を学び、卒業文集の課題で「自分の生まれる前」を調べることになる。怒鳴り声ひとつない穏やかな家庭で育った歩だったが、両親の馴れ初めを尋ねたことを機に、家の中の奇妙な違和感に気付き始める。
背景の時計や看板ばかりが正確に写った昔の写真、一字一句違わぬ言葉で語られる「火曜日の図書館」での出会い、そして一歳の誕生日で検査記録のような記述が途切れる育児アルバム。標本のように整いすぎた家族の「空白」に隠された秘密とは――。
背景の時計や看板ばかりが正確に写った昔の写真、一字一句違わぬ言葉で語られる「火曜日の図書館」での出会い、そして一歳の誕生日で検査記録のような記述が途切れる育児アルバム。標本のように整いすぎた家族の「空白」に隠された秘密とは――。