鈴を鳴らさないように息を殺す美夜が痛ましくて、陵が来たときは、今度こそ逃げられると思ったんです。だから、彼を守るために残る姿がつらくて仕方ありませんでした。大智が愛を口にするたび、美夜自身の願いはどこへ行ってしまうんだろうと苦しくなります。曲が称賛されても、私は喜べません。焼け跡で鈴を握る陵のことを思うと、なおさらです。美夜には、ただ誰の顔色もうかがわず、自分の好きな歌を歌っていてほしかったです。
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