概要
まだ海を見たことのない少年が作り物の貝の奥に海を聞いた。
秋の山のふもと、オルド村。旅の行商人一家の長男レイは、打ち捨てられた井戸の底で親指ほどの黄金の巻貝を見つける。殻に結ばれた骨の小札には「我が子 ロザリーへ」とあった。
宛名の者が現れるまで預かっておく。そう決めただけの小さな荷が、一家を理由の分からない追跡へと引き込んでいく。
耳に当てれば遠い水面の音がする貝と、まだ海を知らない少年。寡黙なレイが胸に抱えたのは預かり物と、言葉にならない「世界を見たい」という渇きだった。
(全21話 毎日0時に1話ずつ追加予定)
宛名の者が現れるまで預かっておく。そう決めただけの小さな荷が、一家を理由の分からない追跡へと引き込んでいく。
耳に当てれば遠い水面の音がする貝と、まだ海を知らない少年。寡黙なレイが胸に抱えたのは預かり物と、言葉にならない「世界を見たい」という渇きだった。
(全21話 毎日0時に1話ずつ追加予定)
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