表題作第2巻が、3月23日にKADOKAWAメディアワークス文庫さまから刊行されます。
書籍化にあたっての主な加筆は、主な加筆はソフィーナがハイドランドにいる間のフェルドリック視点――ソフィーナを死にそうに心配してみたり凹んでみたり、従弟アレックスとの親友的絡みだったり、老庭師(無自覚)に精神的にざっくり刺されたり、開き直りアンナ(自覚大あり)にやられまくったり……うん、書いてて、「ヒーロー、それでいいのか」と思わないでもない←今更
また、前巻の加筆を受けて、ソフィーナ側のほうもそこかしこに加筆や修正が加わりました。揺れ動きも含めてより率直になっているかと思います。
他には、戦地での二人の再会が少し甘くなり、フェルドリックの懺悔というか告白というかのシーンがより率直になり、戦勝祝賀会でのフェルドリックVSオーレリアが激しくなり、といった変化も。
ついでに――web版で省略していた設定もそこかしこにこっそり滑り込ませた! 誰も気づかないような伏線も全部回収した!(←楽しい。が、誰も望んでいないという説も大いにある)
そんなこんなな感じですが、ありかも?と思われたら、お手に取っていただけると、最高に嬉しいです。
【メディアワークス文庫公式ページ】
https://mwbunko.com/product/saenai/322307001088.html 今回もイラストは斬様に、そして表紙デザイン、帯、紹介文、すべて本当に美しく、楽しくしていただきました。心からお礼申し上げます。
繰り返しになりますが、当作品にお付き合いくださった方、応援してくださった方、すべての方に感謝を捧げます。
書籍を手にしてくださった方、お手紙やメールなどで感想を送ってくださった方には、改めて深くお礼を。
ページやモニターの向こうに楽しんでくださっている誰かがいると思えるのは、物書きの端くれとしてとても幸せです。皆さま、本当にありがとうございました。
引き続きweb版とあわせて、書籍版の冴えない王女も可愛がってやっていただければ幸いです。