モジャ視点の本話に、妖たちの会話をおまけして終了です。
楽しんでいただけたら幸せです。
以下、後書きのようなもの。
猫もですが、妖怪、好きなのですよ。
祖母が色々お話を聞かせてくれたのです。祖母の幼い頃は怪異が日常とともにあって、だから自然や物、神様、同じものを見ていても、彼女が見ている世界は私とは違っていました。本当に面白かった。
色々ネタがあるのでまた書きたいな。晴香と直也のじれじれの恋愛も絡めて……うん、楽しそう(笑)。
ちなみに、登場の妖たちは;
肩輪車、高女、鳴屋、油赤子、河童(河太郎)、窮奇(かまいたち)、幽霊、煙煙羅、木霊は江戸の浮世絵師、鳥山石燕の百鬼夜行によるもの。妖ではありませんが、逢魔時も同じく。
異獣は江戸時代の商人鈴木牧之による、越後(新潟県)の伝承、すねこすりは柳田國男による、備中(岡山県)の伝承、送り雀は和歌山や奈良県に伝わる妖です。
狛狐や貧乏神は祖母などから聞いた話をもとにしていますので、特に参考はありません。
――そんな感じです。
お付き合い、ありがとうございました。あなた方の次の出会いが素敵なものであることを祈ってます。
では、さようなら&お互いの今日が穏やかなものでありますように!
https://kakuyomu.jp/works/16817330660411215415/episodes/16817330661519315116