楽しんでいただけたら幸いです。
後書きにも書きましたが、番外編として、マロール公爵とアンリエッタの出会いの話を前後編で予定していますので、その際お目にかかれたら、ニヤッとしてやってください。
さて、次は何をしようか。
新作もしたい、「シャイライン王女VSルーディ presented by 狸」な裏話も出したい、冴えないの番外編も魔女騎士もいい加減何とかしたい、本も読みたい、潮干がりやそろそろ渡ってくるオオルリを探しに行くのもいい……!
あなたのGWも楽しいものとなりますように&出勤だという方には、お疲れ様に加えて、ありがとう!を捧げます。
なお、以下は「恋の見出し方」の後書きのようなものです。
例によって、作品と作者への幻想を損ないたくない方にはお勧めしません。同時に、未だにそんなの、持ってる人いるだろうか、とも思ってます(しみじみ)。
話の書き初めにプロット(物語の筋)を立てるのです。
で、このお話のプロット――
「貧しい伯爵家に生まれた娘が、愛する家族のために、権力争いの渦中の王宮に身を投じ、健気に義務を果たす。
そんな中で仕える王太子に恋をするものの、身分差を自覚するがゆえに、相手を想って自分の気持ちから無意識に目をそらす。
そこに彼と身分の釣り合う権高な王女が現れ……」
そう、プロット通り……!
なのに生まれるコレジャナイ感――世の中は謎で満ちている。
もう1つの謎;
ヒロインを男性名呼びし、堂々とコンプレックスを指摘、給料を不当に抑え、数ある縁談を暗躍して勝手につぶし、家族が無駄遣いするように仕向け、ダンスでは足を蹴ろうとし、自分のせいで王女を始めとする女性たちからヒロインが嫌がらせを受けているのに庇うこともせず……
そんなヒーローなのに、カイ、怒られたことない。
なんにせよ当初、「苦労人=アンリエッタ」だったのが、実はそうでもなかったというあたりとあわせて、笑ってやっていただければ、本当に嬉しいです。
>「冴えない王女の格差婚事情」をお読みくださった方
作中に出ていた、フィルのもう1人の親友のアンリエッタとはこの話のヒロインの彼女のことです。
フェルドリック視点で、彼を「馬鹿かてめえは」と言っていた医者ウェインは、アンリエッタたちの師アンソニー・クラークに師事していました。つまりアンリエッタたちの兄弟子。幼少期のカイにも出会ってます。
>再会だという方
大筋は同じですが、細かいところをいじってます。時代に合わせて、ということでご理解ください。これはこれで楽しんでいただけていたらいいな。