新年あけましておめでとうございます。
新しい一年が、皆さまにとって平穏で健康に満ちたものとなりますよう、お祈り申し上げます。
昨年は良い出来事が多くありました。今年も同じ心持ちを保ち、幸運を大切にしながら、新しいものを迎えていけたらと思っています。
その「幸運」の一つが、カクヨムというプラットフォームに出会えたことでした。
台湾の角川プラットフォームではBL作品が主流であり、またアメリカのRoyal Roadでは数千ページにも及ぶ超長編のファンタジーやSF連載が中心です。
それらと比べると、カクヨムは交流や相互反応の機会が多く、読者と書き手が互いに刺激し合っている様子が見える、とても活気のある場だと感じています。
また、国境を越えて思考を伝え、作品を発表できること自体、まさに現代の技術の恩恵であり、その点にも感謝せずにはいられません。
私が執筆を始めたきっかけも、あるハイテク企業の未来像に共鳴したことでした。警鐘を鳴らす物語を書こうと考えたのですが、あえて「構造を解体し、読み解く」形式を選び、寓話的な手法で表現しています。
法的な問題を回避する意図もありますが、それ以上に、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のような、「正解を提示しないことで、読者自身の受け取り方が残り続ける、読み捨てられない作品」を目指したかったのです。
(それにしても、いわゆる純文学が書棚の最上段に置かれている光景には、時代の変化を強く感じさせられます)
皆さまにとって、心穏やかな一年となりますように。
