鬼才ジョーダン・ピールの初監督作品。この映画によって彼は一気にスターダムにのし上がった。
ストーリーは黒人の青年がガールフレンドの白人の家に招待されるというもの。当初は歓迎してくれている様子の彼女の家族も、段々と様子がおかしくなり…。
あんまり多くを語るとネタバレになってしまうのでしませんが、アメリカ社会に蔓延る悪意の無い人種差別を端的に描き出してみせた名作です。といってもいわゆる意識高い系の社会派映画ではなく、絶妙にB級感のあるホラー映画なので、ホラー好きならきっと楽しめるかと思います。きっと一回目より二回目の視聴時に更に楽しめるかと。再視聴した際は初めて見た時には気がつかなかった卓越した伏線配置と回収に舌を巻く筈。
惜しむべきはアメリカ人なら理解できた筈である、黒人あるあるネタが伝わらない違和感が、我々日本人にはよく分からない事。分かる人いたら是非とも教えて下さい。