私のこの近況ノートを読んでいると言うことは、
あなたはもう気づいていらっしゃるのでしょうね。
そう。星月紗那さんの
『星月紗那のおすすめ作品紹介所』にて
https://kakuyomu.jp/works/16818792437665240807うちのギャルがご紹介にあずかったことに。
端的に言いまして、とんでもなく有難いことですよ。これは。自分の書いたものを卑下する気は全くもってないですが、星月さんがおすすめされている数々の名作、力作が揃うその棚に、うちのギャルを置いていただいただけるなんて。
何度感謝の気持ちを記そうとしても言葉も文字数も足りません。本当にありがとうございます!
まあ、もうと言いますか、私のXをフォローして下さっている方は、これもまたお気づきだと思いますが、このクソ雑魚ナメクジは自作の宣伝をほぼしないじゃないですか。
それには私なりにいちおうの理由があるにはありまして。けれど、それは別に語るほどのことでもないので、書かないんですけれど。
なので、縁に支えられ、周りの方々に恵まれて、ここまで来ていると言うことですので
心から御礼を申し上げます。
と共に、一つだけよろしいでしょうか。
自作品を仕上げる為の2日。わずか48時間。
たったそれだけの時間で、一体いくつの作品が更新されているのか。
「クソったれ。この化け物たちがっ!」
麦茶亭はそう言いながら唇を噛みしめた。
といった感じで、本当に。以前にも言いましたけれど
皆さんちょっとは手加減というものをですね
力加減というものをですね、していただけませんかね?
読んでも読んでも、少し間をあけただけで追いつかないでしょうが! 嬉しい限りですよ、ええ、こちらとしては!! だって、面白いんだから!
といったところで、久しぶりにギャルが更新されました。第1話以来の彼が出てます。
作者として、不憫だな君はっと言う思いです。
そして、リクエストという名のヤムチャしやがってを頂きましたので、以下に納品させていただきます。
『カマンベールチーズ Say 「貧乏」』
冷蔵庫の奥。ガラス瓶や残り物の皿に囲まれて、
ラップの端も剥がれかけたひとかけらのカマンベールチーズがぽつんと横たわっていた。
その姿は、忘れられた惑星のように孤立している。
自分がかつて、ワインやパンと共に食卓を飾り
蜂蜜やオリーブオイルを着こなし、笑顔の中心にあったことをチーズは思い出している。
高価な皿に並べられ、ナイフで切り分けられた夜。
けれど今は、残飯のような端切れでしかない。
「豊かさって、食卓の真ん中で光るものじゃないのね。最後の一切れになっても、なお食べられる価値を持つかどうか。……それがほんとの富なんだわ」
今や栄光の影もなく、白カビの衣だけをまとった貧相なチーズは、自嘲のように笑った。
しかしその笑いは、貧しさを嘆くのではなく、むしろ誇りのようでもあった。
やがて冷蔵庫の扉が開き、誰かの指先が彼女を掴む。
深夜の静けさの中、彼女はひそやかに祈っていた。
どうか最後の一口まで、風味と味わいを楽しんでもらえますように。
偶然ですが、音楽に助けられました。ラッキー。
あぶねぇ。あぶねぇ。