「悪役上司が前世を思い出しました」の第1部完結しました。
たくさんの方に読んでいただきました。本当にありがとうございます。
王道に則った物語を書くつもりが、自分の想像よりいろいろ曲がりくねった挙げ句こういった結末になりました。
もっと幸せな結末にしようと考えていたんですけど、このまま和解した先にあるのはリーフという主人公にとっての地獄かもしれないと思って、ああいった結末になりました。私の考える幸せとキャラクターの幸せは必ずしも一致しないですね。
第2部の構想はあるのですが、8月中は同時に更新していた現代ホラー「路地裏のサキナシ」に集中したいと思います。10月から「悪役上司」の続きを更新できたらなと思っています。(予定です)
主人公を交代する予定なので、完結にして別の小説としてタイトルを変えて続きを書こうか悩んでいます。もしかしたら唐突に完結にするかもしれませんので、ご了承ください。
↓以下、ちょっとした雑談です。
どうやったら小説が上手くなるのだろうと、最近よく悩みます。
いろんな方の作品を読ませていただいて、本当に上を見上げればきりがないと感じてしまいます。自分の首がのけぞって後ろにひっくり返ってしまいそうです。特に強烈なキャラクターだったり、文章に溢れる個性があったり、自分の癖をこれでもかと詰め込んで書く方には憧れます。
ちょっとだけ話は変わりますけど、「推し」という言葉が世間一般的になりましたよね。好きだということを世の中に発信するのが当たり前で、「推しとかいますか?」なんて普通に聞かれたりすることもあります。プロフィールの一つの項目になってる感じです。
私には推しがないです。好ましいものはありますが、世に言う推しほどの熱はない気がします。唯一言えそうなのは小説を書くことぐらいでしょうか。
小説を読んだり、映画を見たり、ゲームしたりしますが、この作品が大好きと何かを人に熱弁できるかといえば悩ましいです。ちなみに好きな食べ物もあえての一つが浮かびません。好きと嫌いのグループ分けがぼんやりあっても、一番好きな食べ物というものはないです。
そういうこともあって、自分は小説に熱を込められないんじゃないだろうか……等々と悩んでいます。我ながら青臭い悩みだなあとは思いつつも、この考えはなかなか捨てられませんね。できれば人の心を動かせるような小説を書きたいんですけど。
それはそれとして、私は自分の小説がそこそこ好きです。たまに読み返して悶絶したりしますが、小説を作るのは楽しい。だから、いつか熱のある小説が書けますようにと細々と書いていきます。
ご縁がありましたら、いつかその作品を読んでもらえると嬉しいです。