イタリア国の中に位置する世界一小さな国、バチカン。
カトリック教徒の総本山だ。
世界に数十億人いるといわれている、キリスト教信者の、というわけでもなく、少なくともカトリックに属する信徒のトップにあたるのがローマ法王だ。
宗教的なリーダーであって、政治として、いや政治力も相当あるのだ。
基本は生涯職。死ななければ交代はない。
今回法王選挙である、「コンクラーベ」が開催される。
つい最近、同名の映画が公開されたばかりだ。
映画は、、
アメリカ民主党政権におもねたような、典型的なダイバーシティ映画。
それを若干のサスペンス仕立てで構成。
最後はかっくん、膝が落ちた。
それはない。
吐息をやたらと音声にいれて、臨場感を出す。
それもない。
まあ、個人的には嫌いなタイプの映画で、吐き気がした。
とはいえ、実態を表しているかどうかは別にして、死去した教皇の取り計らいで、現状の各国の枢機卿連中に多様性があるのは事実らしい。
保守派が巻き返すか?みたいな報道があり、これもトランプ政権の影響がどれだけあるのかが、見もの、との外野の勝手なお祭り見立てが右往左往している。
日本への影響は表面的には微々たるものであろう。
しかし各国首脳との外交およびその発言が、世界最大の宗教トップとして影響がないわけがない。
揺り戻しが起こることは世の常。
おそらくは保守派が選ばれることだろう。
イスラム教徒が数としては逆転する話もあるが、統計的にはどうであろうか?
そうした打算も影響するだろう。