短期の株予想は難しい。
丁反博打みたいなもので、リスクテークをその人の経験値なりで、大雑把に計算して売るか、買うか決める。
残念なことに、かくいうわたしは銀行株に目星をつけていたのに、はやめに売ってしまった。
異常な日銀政策が銀行株を上昇させるであろうことは界隈では周知な事実であるので、結構買っていたのだが。。
そして、中でもモルガンスタンレー株を所有する三菱UFJ、ここ1週間、この規模の会社としてはありえない株高が続いている。
もはや銀行プチバブル。
その影響たるは、
そうローン金利の上昇だ。住宅ローン、車のローン、、教育ローン、、ありとあらゆる金利が上昇する。預金の金利も上がるからいいだろうが、といわれそうだが、貸出より上がるはずもなく、そもそも庶民レベルの普通預金では年利1%もない。
バブルの頃、これが5%近くまであがっていたのを覚えている。
では皆さんの給料はあがっているだろうか?
大半の人は否、だろう。
そう、金利があがるほど経済が強いのであれば、皆さんの給料もあがっているはずなのだ。しかし実質賃金はまるであがっていない。
つまりは日銀の政策は経済学と真逆の政策、これを世間の大半は知らずに生活している。日銀の独立性は暴虐性ではない。政権が何もいわない、何もしないからこんなことになるのだ。
経済がしぼんで、銀行だけが儲かる、そんな政策がまかりとおるだろうか?
すこしかんがえてみれば、わかる。
金利をあげていくと、今度は借り手が減っていくのだ。
すれば、いずれは銀行の収益も減る。
つまりはいまの銀行株、オンリーの上げは短期の産物。
それは日経平均に現れている。
まったくあがっていない。上で叩かれる。
1989年の株価をいまだに越えられない、衰退国日本。
ようは経済規模が伸びてない証であり、そんな国は世界広しといえど、G20では日本だけだ。北朝鮮でさえ、ここ数十年で経済発展している。
緊縮財政、増税路線、国民は気づくべき。