モモが嬉しそう、モモが惚れ込んで、モモが、モモが、と言いつつ全て自分のことだったリカ。優し過ぎるリカ。怖がりで素直になれなかったリカも、ついに陥落です。あとは三人が如何にして複婚を受け入れるか。倫理や常識の差を克服するには、また別の「事件」が必要になるのかも知れません。
そしてお気付きでしょうか。リカは転生前も含め、一度も「橘花くん」と呼べませんでした。只管、心中で「橘花くん」と繰り返していただけ。彼に囚われた心に向き合えず、余りにも意識し過ぎるが故に、名前さえ呼べなかったのでした。沢小鬼の群れに襲われた際に「ショウくん」と叫んだ一回だけ。
その後は益々意識してしまって「橘花くん」と考えることすらできなくなり、「彼が」「彼が」と唱えることになったのでした。魔具の起動操作での心の触れ合いを経て、漸く心中で「ショウくん」と呼び、口にも出せるようになりました。第51話がその最初です。モモとショウくんの驚きは如何に。
橘花 菫(たちばな すみれ)
5月生。一学年下の16歳(モモとは2か月違い)。156cm、サイズは秘密。
ショウくんの妹に相応しい超美少女。難病で入院中。高校には殆ど通えていない。血縁でなければ良かったのにと思う程に兄を慕っている。聡く敏いため、死期が近いことを悟っていた。兄を理想的な男の子に鍛え上げたのは、董の存在が大きい。三人の関係性も正確に把握しており、日本では不幸な未来しか見えないその行く末だけが心残りだった。
(再掲)
橘の花言葉:追憶
董の花言葉:謙虚、誠実、小さな幸せ(紫花:あなたのことで頭がいっぱい)
※兄・菖(しょう)の花言葉:(アヤメではなくアイリス)メッセージ、希望、信頼(紫花:知恵、雄弁。白花:あなたを大切にします、思いやり)。