[前回までのあらすじ]
瀬屑アンナの近況ノートの
URL踏んだら、
なんと……ルカになっていた!!
(※
https://x.gd/w54LJ)
「お、落ち着け……心を鎮めるんだ……」
相変わらずの速水Voice。
(は!……こころ!!)
俺は走れメロスの気持ちで
書斎の向かう!
「あぁ……ここが……第3話に出てくる書斎かぁ……」
(すんげぇ……意味不明な英書ばかりじゃん……あ!)
俺は、『こころ』を手にする。
【私は卑怯でした】
(俺は卑怯……いやいや、いやあああ!!)
……ねぇちゃんのシュークリーム勝手に食ったり、
財布から1000円抜いてやったこともあったけど……!
【そうして多くの卑怯な人と同じ程度に……】
「ーーーそこまで卑怯な生き方、してねええええ!!」
大絶叫が部屋を揺さぶる!
「え……!?」
床束が揺れる。
足元を波束が襲う———
「うおおおお〜さっきのは比喩のつもりで言ったんだがぁぁぁぁ」
俺の意識は、
白装束の旅装束———
◆
「ん……んん?」
ムンクの叫びのような天井模様と目が合う。
新品の畳のような匂いが鼻腔を叩く。
「え……」
指紋が畳表を捉える。
半身、起こす。
「これって……」
静謐な無影の和室———
窓ガラスの奥、池のようなものが見える。
「い、いや……その前に!!」
「声が森川智之やんけえええええ!うおおおおお!」
立ち上がり、
咳払い。
「……分かったか、cloud……」
障子が赫灼。
「……う、うわああああ!!せ、せふぃろすだああああ!!」
……そ、それだけじゃねえ!!
髪!!
髪色までセフィロスだ!!
一生叶わないと思ってた、さらストロングヘア!!!
銀髪が靡く———
「すげぇ、こ、腰下まである……」
……そして何より!!
ゲラニオール———!!
俺、
すんげぇ……
いい匂いだあああああ———!!
「は……この黒い着物……この血色感のない冷え切った掌……」
顔面に触れる———
「絹豆腐のような、水光肌……!!!」
(こ、これ、まさか……!)
———つ、
月影せんせえええええええ!!!
「俺、月影白夜になったぞ、うおおおお———!!」
……さっそく妖力で!
———何しよう!どうしよう……!
とりあえず、
雲空晴らして、彩度MAXの虹でも出すか!!
(そうと決まれば、庭に!!)
一歩踏み出す。
その時!!
「先生!?大きい声出してどうしたの......」
「うぽおおお———か、神嵜ノアちゃん!!」
ノアの鋭利な視線が頬に刺さる。
「———誰だ……先生の妖気じゃないっ!!」
ノアが身構えたように見える。
なぜか汗が噴き出ない!
月白色の息を飲み込む!
「ストップ……ちょっと……あぁ、いや、」
『トー横より愛をこめて』43話を海馬から抜粋。
「ノアよ……ははは……実は発熱していてな、その……調子がすごく悪いのさ……ただ、それだけだ」
「先生……?」
ノアの翡翠の瞳と視線が合っている気がする。
「フィボナッチ数列で、13の次は———!?」
二分休符。
「———え、ふぃ、ふぃぼ!?」
四分休符。
「む!やっぱり先生じゃない———!悪いけど、同じ手にはもう引っかからない!!」
(んな……!!)
———ノアのオーラみたいなのが、めっちゃ煌めいている~!
……ああ、
これが妖力!?
———じゃねえええええええ!
だ、誰か
助けてええええーーーー!!
果たして、雑賀太一の運命やいかに!
<次回>
あなたの作品のキャラに
転生しちゃう———かも?
第43話:天狐・月影白夜とノア
https://kakuyomu.jp/works/822139845553056911/episodes/2912051595581097678第46話:月影先生とミケランジェロ
https://kakuyomu.jp/works/822139845553056911/episodes/2912051595581280885第47話:セ□□スとはトライボロジー
https://kakuyomu.jp/works/822139845553056911/episodes/2912051595581395038