「ルカ決めた!私、角川つばさやってみるよ!」
「応援してくれた人に、物語で返したいから!」
腹を括ったのは、7月12日頃だった。
その後……
なんと!!
「アンナよ!メインクーンの話を書くのだろう?これを」
ルカが床の方を指差す。
「ひえええ!な、なにこの猫は……!」
「オペ看の酒井から預かった。ハネムーンでモルディブへ……」
「いや!そうじゃなくて……っ!」
白いもふもふが、私に駆け寄る。
ふくらはぎに額を押し当て——
「ゴロゴロにゃ〜ん」
(んなあああ!か、かわいいっ!)
「アンナ、君はこれまで猫と触れ合ったことはあるのか?」
「な、ないけど……」
「ほう、それでどうやって猫のPOVを書くつもりだ?」
腰をかがめ、大きな白猫を抱き上げる。
「2週間だ。このメインクーンのミラをしっかり観察して執筆に生かすのだ!」
「うわあああん!ルカ、ありがとう!」
「うん。では早速あれを……」
ルカの目線の先——
テーブルの上のCIAOちゅ〜る。
「ミラちゃ〜ん?おやつですよ〜」
「ホロホロニャ〜」
腕の中のミラが前のめりで、それを食べる。
2本指でちゅ〜るを絞り出す。
「はい、終わりだよ〜!美味しかった?」
プイッ。
ミラがとそっぽを向く。
「ええええ!?なんか……これ……っ!餌の切れ目が縁の切れ目やんけぇ!!」
「そうか?この猫はずっと私に抱かれているぞ……なかなか可愛いやつめ」
私を撫でる時の100倍丁寧に、ミラの頭を撫でている。
「モォ〜ニャ♡」
目を細め首を差し出す。
ルカの指先が喉元に伸びる。
(はぁ!!こ、これ……!!)
「ルカ!もう1回さっきの言って!なんかアンヘル様っぽかった!採用!!」
「——はん?却下だ」
メインクーンのミラちゃんと過ごした2週間。
猫のPOVがどれぐらいリアルか……
ヴァンパイア・アンヘルと私と、猫のみゃん
〜色の魔法で、いれかわっちゃった!?〜
\\さっそく猫パートをチェック//
第12話:猫とねずみ〜イタチごっこ〜
https://kakuyomu.jp/works/2912051604122831101/episodes/2912051606133183493\\1話は、こちら//
第1話:オシロイバナとひみつの猫ちゃん
https://kakuyomu.jp/works/2912051604122831101/episodes/2912051606023304328