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泣ける物語で一番泣いているのは、実は筆者だというお話

 子供のころ、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」を読んでだばだばと涙を流した筆者が、いつかは書いてみたいと憧れていた「涙の出るお話」。

 そんなわけで、心温まるストーリーで、なおかつハッピーエンドなお話を目指して書き始めた物語が「灰色の町の聖女」なのですが。

 いやもう、泣けるのなんの。筆者が。

 物語の発想で泣いて、プロット書いて泣いて、ベースにする短編書いて泣いて、本編書きながら泣くという。

 これもう脱水症で死ぬのでは? というくらい涙が出るのです。

 読者を感動で涙ちょちょ切れさせたいぜ! ――そんな不純な動機で書き始めた私に対する、まさに天罰。

 ハッピーエンドな物語を書いている筆者ですらこれほど泣くのですから、悲しい終わり方の「幸福な王子」を書いたオスカー・ワイルドは一体どれほどの涙を執筆中に流したのか。

 偉大なる先人に思いを馳せながら、今日も泣きながらハートウォーミングなお話を書いている犬猫鳥です。

▼「灰色の町の聖女」
https://kakuyomu.jp/works/16818622176733586863

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