https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818622175045302887そんなわけで第二十話です。
今回で明らかにされていますが、村一番の戦士ウルンギは、ダウワースの親戚筋です。
もちろん、それだから彼が贔屓されているということはなく、その実力は誰もが認めるところです。
ダウワースは才能のあるウルンギを小さいころから可愛がっており、熱心に教育もしていました。
ですから、彼はそれなりの教養を持ち、理性的な判断力も備えています。
ただ、なぜか人間の言葉は教わっていません。
ダウワースが、村の中で中原語を教えたのは、自分の娘たちだけです。
中でも末娘のジャヤは、父王と同程度(=人間と遜色ない)に離せます。
彼女の姉たちも、日常会話が問題なくこなせるレベルです。
姉たちはすべて母親となっていますが、大公国の商人との取引では通訳を務めています。
ゲルガの弟、ドガは今年十五歳の若者です。
オークは十三歳で成人しますが、男の場合、一人前の大人として扱われるのは十八歳前後からです。
ドガは選考会で優秀な成績を残したことでも分かるように、かなりの有望株ですね。
兄のゲルガは割と平凡な男で、兄弟の中で飛びぬけて優秀なドガは、一家の期待を一身に背負っているという状態です。
ウルンギも彼のことは注目しています。
戦士団の選考はウルンギに一任されていますが、基本的には今回の選考会の成績がベースとなります。
これに、これまでの実績、性格や人柄が加味されるわけですね。
さて、次回こそはようやく出発しそうです。
どうかお楽しみに!