https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/1177354055181028370はい、そんなわけで十二話です。
うおおおお~、長いぜ! 推敲が終わってみたら一万三千字を超してやがるwww
この話は二つに切っちゃうと、前半が弱すぎてガタガタになっちゃうんですよね~。これでも図書館でエーファが勉強する部分を大幅に省略しているんです。
ヴァンが女性もののドレスや下着を大量にコレクションしているのは、ヨーコが言ったとおり彼の密かな趣味です。
彼は別に某マングローブさんみたいな女装趣味ではありません。単純に女性がきれいだったり可愛らしい衣装や下着を着ている姿を見るのが好きなのです。
そのため彼は新しい女性用衣類を買ってくると、お気に入りの専門モデルを家に呼んでそれを着てもらいます。
都会には画家のためのモデルという職業が存在し、アトリエに出張して求めによってはヌードにもなります(当然その場合は料金が跳ね上がる)。
ヴァンの場合は女性の裸に興味がないので、せいぜいが下着姿どまりです。彼は一応デッサンする振りをしていますが、何度も指名されるモデル嬢はプロなので、ヴァンが本物の画家でないことを見破っています。ただ、こうして女性を〝着せ替え人形〟にして楽しむ男性は一定数存在するので、彼女たちは黙って求めに応じています。
本物の画家だと、長時間同じポーズを取らねばならず、それに比べればヴァンのような客の要求は非常に楽です。支払いもよくセクハラ行為も一切ないのでこうした客は〝上客〟なのです。
後半に出てくる〝幸運の石〟は、エルフが祝福を与えた魔法石で、ゲーム的に言うと〝ラックの数値を上げる〟現実的な効果のあるアイテムです。
身につけている本人はその効果を実感できませんが、結構役に立つアイテムです。
対する〝暴龍の双玉〟はとんでもない危険アイテムで、その価値は計り知れません。
暴龍テンペストは神話時代の〝四大始祖龍〟の一頭です。龍族の〝正統〟と言われる炎龍の先祖で、四神獣の赤龍ドレイクの数倍の大きさがあります。
この物騒な召喚アイテムは、ヨーコがある事件で手に知れたものです。
本文では〝守秘義務〟ということで説明されていませんが、王都で起きた若い女性の連続行方不明・猟奇殺人事件に関係しています。
事件の犯人はある門閥貴族の伯爵で、若く美しい女性を誘拐しては蝋人形にするという、聖飢魔Ⅱ「蝋人形の館」みたいなことをしていました。
ある貴族の庶子(侍女に産ませた娘)の行方不明事件を請け負ったヨーコは、この伯爵の仕業であることを突き止め、王都郊外の古城で犯人と対決します。
ところがこの伯爵の正体は、何と吸血鬼だったのです。ヨーコは大苦戦しますが、とある人物の助力を受けてどうにか倒すことができます。
消滅する間際、吸血鬼の呪縛から解放されて人の心を取り戻した伯爵は、ヨーコに礼としてこのアイテムを託したのでした。
その時に彼女は、それが暴龍を召喚できる強大なアイテムであると同時に、ある〝呪い〟がかかっていることを知らされます。
その呪いは伯爵を眷属とした吸血鬼が、彼に与える際に後天的に付与した呪いでした。
内容は明かせませんが、かなり性的な呪いです。それを無効化する方法は、女性がある部分に装着して十年間男性との交わりを拒絶するという、とんでもないものでした。
ヨーコはそれができるのは自分しかいないと決心し、自らの身体に穴を穿って装着します。
〝暴龍の双玉〟は吸血鬼の悪趣味な呪いを受ける際にボディピアスの形状に加工されました(王国ではそもそも耳ですらピアスをする習慣はないので、身体に穴を開けるボディピアスはかなり〝引かれる〟アクセサリーだと思います)。
その具体的な装着場所については当然裏設定で明らかになっていますが、このエピソードが書かれない限り門外不出の秘密ですw
まぁ、クルスが「女臭くてかなわん」と言って顔をしかめていたので、何となく想像がつくとは思いますがw
この事件はヨーコが二十代後半の時に起きたものなので、ヴァンに渡された時にはもう呪いが消失しています。
とても面白いエピソードなので、どうにかして『幻獣召喚士』に活かしたいなぁと思っていますが……エロいしなぁwww。
主人公をヨーコではなくユニに変えれば番外編としてやれそうですが、ユニは死んでもピアスの装着を拒否しそうな気がします。