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トトメス3世vsサリサ=アドレット=ティーガー プレビュー

 今日は暑すぎ。こんな暑さは自然じゃない。肌でわかるでしょーこの電子レンジみたいな暑さ。40度の所多すぎ。ベトナム戦争で禁止された条約「環境改変技術敵対的使用禁止条約(ENMOD条約)破っている国があるぜ。
北海道40度っておかしいよね
考えて 暑さの正体 天気図 今も真っ赤 これはわざとだ
https://kakuyomu.jp/works/16818093084119603099/episodes/16818093084988903388
いえ~い入賞考えずにタブー思いっきりいっちゃいま~す で落選したこの俳句。

 トトメス3世2m超えにしちゃったけど調べたら160cm台らしい……まあいっか。史実にそっていく物語じゃないし。トトメス3世2m超えでも。
 絵はレア。
 ミハエル=シュピーゲル=フォン=フリードリヒ公爵のメイド長である。
 鉄面皮だが色々感情は動いてる彼女。彼女もまだミハエルと合流できていない。
 プレビュー↓



 パンクラチオンの試合。サリサ=アドレット=ティーガーとトトメス3世が向かい合う。
「霊気。出さないでおいてあげるから。アンタは全力でこい」
 サリサ=アドレット=ティーガーが強気に発言する。
「あと、霊気を物質化して作ったグローブ。実在の21世紀式グローブ風に言えば100オンス相当? 綿もわもわね。これをわたしはつける。トトメス3世は好きなのつけていいよ。鋲付きでもなんでも」
 とサリサが特大のグローブをつける。もちろん21世紀の構造のグローブなので、古代みたいに殺傷力を高めるグローブではない。威力を弱めるタイプのグローブだ。
 うって変わってトトメス3世のグローブは鋲付きグローブ。やばそうな雰囲気が漂ってくる。
「壁画に描かれた神との戦いに感謝しよう」
 トトメス3世はピラミッドの壁画を思い浮かべる。動物の頭を持った人とのやりとりを。
「あ。逃げないように、ロープで囲っておくね。霊気で」
 サリサが霊気を器用に物質化して囲う。
 トトメス3世、サリサ、互いの拳を軽く触れさせ、試合開始だ。
 トトメス3世は左半身を前にお出し、左腕で相手との距離をとっている。
 階級なんてあったものではない。サリサは161cmの女。トトメス3世は生前は分からないが、今サリサの前にいるトトメス3世は身長2mを超えている。
 サリサはノーガードでゆらりゆらりと相手の様子をうかがっている。
 と、サリサはトトメス3世を放り出して横に走り、ロープのところまで走っていった。
 ビィーーーーーン
 と反動をつけてダッシュする。トトメス3世を横切る。
 ビィーーーーーン
 またと反動をつけてダッシュする。トトメス3世を横切る。
「遊んでんのか?」
 クラテロスがそう呟く。
「あの目はそう思えないね」
 エウメネスが呟く。
 サリサの金銀妖艶の目(右は赤い目、左は黄金の目)は、獲物を見ている眼だった。
 そしてまたロープから低い姿勢でサリサが走り来る。
 トトメス3世の場所を通り過ぎる瞬間――
 パパパパパンッ!
 サリサの角度を変えたパンチが瞬時にいくつもトトメス3世を襲った!
「!? なんて手数。それに軌道が普通じゃないうえに、ソリッドパンチ――」
 トトメス3世は手堅くガードしつつも面食らう。
(切れ味が鋭いパンチ!)
 サリサは100オンスものグローブをつけている。それでそのパンチの切れ味は想像を絶する。そしてパンチが収まったと思ったら、サリサの姿が消えた。
「!?」
 左右見回しても見当たらない。
 クラテロスもサリサを見失ったようで探している。
「上」
 ミハエルが修理しながらいう。エウメネスはミハエルの指摘直前に上を見ていた。
 上をむいたトトメス3世には、天地逆さま逆立ち状態のサリサがはめているグローブが見えた。
 ドガガガッ!
 そして右肩に三次元的攻撃をしたサリサの拳を食らい、膝をつく。
「ダウンー。あれ、古代のボクシングってダウン取ったっけ? そもそもこの相手の真上にジャンプしての肩に攻撃もボクシング的には反則?」
 サリサは優雅に着地した。

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